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墨子 / 小取

白馬,馬也;乗白馬,乗馬也。驪馬,馬也;乗驪馬,乗馬也。獲,人也;愛獲,愛人也。臧,人也;愛臧,愛人也。此乃是而然者也。

書き下し

白馬は馬なり。白馬に乗るは、馬に乗るなり。驪馬は馬なり。驪馬に乗るは、馬に乗るなり。獲は人なり。獲を愛するは、人を愛するなり。臧は人なり。臧を愛するは、人を愛するなり。此れ乃ち是にして然る者なり。

現代語訳

白馬は馬である。白馬に乗るのは、馬に乗ることである。黒馬は馬である。黒馬に乗るのは、馬に乗ることである。獲は人である。獲を愛するのは、人を愛することである。臧は人である。臧を愛するのは、人を愛することである。これが「それであって、そうである」場合である。

解説

名家の公孫龍が「白馬は馬に非ず」と論じたのに対し、墨家はここで正面から「白馬は馬なり」と置きます。そして、白馬に乗るのは馬に乗ることだ、と述語のほうも同じように移る例を並べる。主語が類に含まれるとき、述語もそのまま移る場合——これを「是而然」と名づけました。次の段で、その反例が示されます。

この章句が説くこと

白馬述語推論部分

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