墨子 / 經說下
兩輪髙,兩輪為輲,車梯也。重其前,其前,載其前,載其軲,而縣重於其前。是梯挈且挈則行。凡重,上弗挈,下弗收,旁弗刼,則下直。杝或害之也。㳅者,不得直也。今也廢尺於平地,重不下,無䠙也。若夫繩之引軲也,是猶自舟中引横也。倚、倍、拒、堅。䠳倚焉則不正,誰石、絫石,耳夾者法也。方石去地尺,關石於其下,縣絲於其上,使適至方石,不下,柱也。膠絲去石,挈也。絲絶,引也。未變而名易,收也。
新字:両輪高,両輪為輲,車梯也。重其前,其前,載其前,載其軲,而県重於其前。是梯挈且挈則行。凡重,上弗挈,下弗収,旁弗刼,則下直。杝或害之也。㳅者,不得直也。今也廃尺於平地,重不下,無䠙也。若夫縄之引軲也,是猶自舟中引横也。倚、倍、拒、堅。䠳倚焉則不正,誰石、絫石,耳夾者法也。方石去地尺,関石於其下,県糸於其上,使適至方石,不下,柱也。膠糸去石,挈也。糸絶,引也。未変而名易,収也。
書き下し
兩輪髙く、兩輪を輲と為すは、車梯なり。其の前を重くし、其の前に載せ、其の軲に載せて、重きを其の前に縣く。是れ梯の挈ぐるなり。且つ挈ぐれば則ち行く。凡そ重きものは、上、挈げず、下、收めず、旁、刼えざれば、則ち下ること直し。杝めば或いは之を害するなり。㳅るる者は、直きを得ざるなり。今や尺を平地に廢けば、重きも下らざるは、䠙無ければなり。夫の繩の軲を引くが若きは、是れ猶お舟中よりして横を引くがごときなり。倚・倍・拒・堅。䠳、焉に倚れば則ち正しからず。誰石・絫石、耳夾は法なり。方石、地を去ること尺、石を其の下に關し、絲を其の上に縣け、適ま方石に至らしむるも、下らざるは、柱なればなり。絲を膠して石を去るは、挈なり。絲絶ゆるは、引なり。未だ變ぜずして名の易わるは、收なり。
現代語訳
前の二輪が高く、後ろの二輪を低くしたものが、車に付ける梯である。その前を重くし、前に載せ、車軸に載せて、重さを前に吊る。これが梯で持ち上げるということである。持ち上げれば動く。およそ重いものは、上から持ち上げず、下から支えず、横から押さえなければ、まっすぐ下に落ちる。傾けばそれを妨げることがある。流れるものは、まっすぐにならない。いま尺を平地に置いても重さで下がらないのは、下に落ちる先がないからである。縄が車軸を引くのは、舟の中から横に引くようなものだ。倚・倍・拒・堅。傾いたものが寄りかかればまっすぐでない。石を並べ石を積むこと、両側から挟むことは法である。四角い石が地から一尺のところにあり、石を下に噛ませ、糸を上に吊って、ちょうど四角い石に届かせても下がらないのは、柱があるからである。糸を膠でつけて石を離すのは、持ち上げるということである。糸が切れるのは、引くということである。変わっていないのに名が変わるのは、収めるということである。
解説
この章句が説くこと
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