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墨子 / 明鬼下

是故子墨子曰:今天下之王公大人士君子,中實将欲求興天下之利,除天下之害,當若鬼神之有也,将不可不尊眀也,聖王之道也。

新字:是故子墨子曰:今天下之王公大人士君子,中実将欲求興天下之利,除天下之害,当若鬼神之有也,将不可不尊明也,聖王之道也。

書き下し

是の故に子墨子曰く、今、天下の王公大人・士君子、中實に将に天下の利を興し、天下の害を除かんことを求め欲せば、當に鬼神の有るが若きは、将に尊び眀らかにせざる可からざるなり。聖王の道なり。

現代語訳

だから墨子が言った。いま天下の王公大人や士君子が、本当に天下の利を起こし天下の害を除こうと望むなら、鬼神が有るということは、尊び明らかにしないわけにいかない。これが聖王の道である。

解説

明鬼篇の結びです。他の篇と同じ定型で締めますが、この篇に限っては主張の内容よりも、どう論じたかのほうに読みどころがあります。判定基準を先に決め、多数目撃の記録を挙げ、複数の書で確かめ、相手の反論に応じて論拠を積み替え、最後に「たとえ無くても価値がある」と実利で補強する。証明の作法の見本市のような篇です。

この章句が説くこと

まとめ証明論拠作法明鬼

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