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墨子 / 尚同上

天下之百姓皆上同於天一而不上同於天,則菑猶未去也。今若天飄風苦雨,湊湊而至者,此天之所以罰百姓之不上同於天者也。

書き下し

天下の百姓、皆な天に上同するも、一にして天に上同せざれば、則ち菑、猶お未だ去らざるなり。今、若し天、飄風苦雨、湊湊として至る者は、此れ天の百姓の天に上同せざるを罰する所以の者なり。

現代語訳

天下の民がみな天に揃えているようでいて、実は天に揃えていなければ、災いはまだ去らない。いま天がつむじ風や長雨を次々に降らせるのは、天が民の、天に揃っていないことを罰しているのである。

解説

尚同の階層は天子で終わりません。天子のさらに上に天があります。この一段があることで、尚同篇は「最上位の人間に無条件で従え」という主張から離れます。天子といえども天という基準に照らされる。前の法儀篇で「広くて私が無く、施して恩に着せず、長く続いて衰えない」と定義された、あの天です。組織の最上位もまた、外部の基準に対して説明責任を負うという構図です。

この章句が説くこと

最上位説明責任基準上限

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