墨子 / 所染
非獨染絲然也,國亦有染。舜染於許由、伯陽,禹染於臯陶、伯益,湯染於伊尹、仲虺,武王染於太公、周公。此四王者所染當,故王天下,立為天子,功名蔽天地。舉天下之仁義顯人,必稱此四王者。夏桀染於干辛、推哆,殷紂染於崇侯、惡來,厲王染於厲公長父、榮夷終,幽王染于傅公夷、祭公榖。此四王者所染不當,故國殘身死,為天下僇。舉天下不義辱人,必稱此四王者。
新字:非独染糸然也,国亦有染。舜染於許由、伯陽,禹染於皋陶、伯益,湯染於伊尹、仲虺,武王染於太公、周公。此四王者所染当,故王天下,立為天子,功名蔽天地。舉天下之仁義顕人,必称此四王者。夏桀染於干辛、推哆,殷紂染於崇侯、悪来,厲王染於厲公長父、栄夷終,幽王染于傅公夷、祭公穀。此四王者所染不当,故国残身死,為天下僇。舉天下不義辱人,必称此四王者。
書き下し
獨り絲を染むるのみ然るに非ず、國も亦た染むること有り。舜は許由・伯陽に染まり、禹は臯陶・伯益に染まり、湯は伊尹・仲虺に染まり、武王は太公・周公に染まる。此の四王なる者は染まる所當たれり、故に天下に王たり、立ちて天子と為り、功名は天地を蔽う。天下の仁義顯人を舉ぐれば、必ず此の四王を稱す。夏桀は干辛・推哆に染まり、殷紂は崇侯・惡來に染まり、厲王は厲公長父・榮夷終に染まり、幽王は傅公夷・祭公榖に染まる。此の四王なる者は染まる所當たらず、故に國殘れ身死し、天下の僇と為る。天下の不義辱人を舉ぐれば、必ず此の四王を稱す。
現代語訳
糸を染めることだけがそうなのではない。国もまた染まる。舜は許由と伯陽に染まり、禹は皋陶と伯益に染まり、湯は伊尹と仲虺に染まり、武王は太公望と周公に染まった。この四人の王は染まった相手が適切だったから、天下に王となり、立って天子となり、功と名は天地を覆った。天下の仁義で名を残した人を挙げれば、必ずこの四王が挙がる。夏の桀は干辛と推哆に染まり、殷の紂は崇侯と悪来に染まり、周の厲王は厲公長父と栄夷終に染まり、幽王は傅公夷と祭公穀に染まった。この四人の王は染まった相手が適切でなかったから、国は破れ身は死に、天下の見せしめとなった。天下の不義で恥を残した人を挙げれば、必ずこの四王が挙がる。
解説
この章句が説くこと
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