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酔古堂剣掃 / 集法・地位愈〻高ければ舉止愈〻卑し

眼界愈大,心腸愈小;地位愈高,舉止愈卑。

書き下し

眼界愈〻大なれば、心腸愈〻小に、地位愈〻高ければ、舉止愈〻卑し。

現代語訳

見識が広くなればなるほど、心配りはますます細やかになります。地位が高くなればなるほど、振る舞いはますます謙虚になります。

解説

本当に大きな人ほど、慎み深くなることを説いた対句です。眼界は物の見え方の広さ、見識のことです。心腸愈〻小とは、心が狭くなるのではなく、小心、つまり注意深く細やかになることを言います。見える範囲が広がれば、それだけ思い至ることも増え、軽率にはなれなくなるのです。後半の挙止は立ち居振る舞い、卑しは身を低くすることです。地位が上がるほど、腰を低くする。これは実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉とも通じます。昇進したときこそ、この一則を思い出したいものです。

この章句が説くこと

謙虚修身見識処世地位

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この一句を、あなたの毎日に。

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