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酔古堂剣掃 / 集韻・山水に清音有り

何必絲與竹,山水有清音。

新字:何必糸与竹,山水有清音。

書き下し

何ぞ必ずしも絲と竹とのみならんや、山水に清音有り。

現代語訳

どうして弦楽器や管楽器ばかりが音楽でありましょう。山や水にこそ清らかな音があるのです。

解説

自然の音こそ最上の音楽だと言う一句です。糸と竹は、琴などの弦楽器と笛などの管楽器を指し、音楽そのものを表します。この句は晋の左思の「招隠詩」にある「非必絲與竹,山水有清音」とほぼ同じで、隠者を訪ねて山に入った詩人が、谷川や松風の音に心打たれて詠んだものです。人が奏でる楽器がなくても、山水そのものが清らかな音楽を奏でている、という発見が込められています。この句は後の文人たちに愛され、山水をめでる心の合言葉のようになりました。イヤホンを外して、川のせせらぎや木々を渡る風の音に耳を傾けるひとときを持つと、どんな名曲にも劣らない安らぎが得られるでしょう。

この章句が説くこと

山水自然音楽隠逸閑適

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この一句を、あなたの毎日に。

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