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論語 / 泰伯篇

子曰:「師摯之始,關雎之亂,洋洋乎,盈耳哉!」

新字:子曰:「師摯之始,関雎之乱,洋洋乎,盈耳哉!」

書き下し

子曰く、師摯の始め、関雎の乱、洋洋乎として耳に盈つるかな。

現代語訳

先生がおっしゃった。「楽師の摯が演奏を始めたときから、関雎の曲の終わりの合奏まで、豊かに広がって、耳いっぱいに満ちあふれていたなあ。」

解説

音楽の演奏を、始まりから終わりまで一続きの体験として讃えた章である。序と終曲だけを挙げているのが巧い。始まりと終わりが決まっている演奏は、その間もおのずと整う。仕事の設計としても示唆がある。会議でも事業でも、途中の工程は熱心に議論されるのに、どう始めてどう終えるかは曖昧なままのことが多い。始まりが曖昧だと参加者の構えが揃わず、終わりが曖昧だと成果が確定しない。洋洋乎として耳に満ちる、という充実は、全体の輪郭がはっきりしているからこそ生まれる。もう一つ、孔子が音楽を実感として語っていることにも注目したい。理屈で評価せず、耳に満ちたと言う。良いものを良いと感じる感覚を保っていることが、判断力の土台になっている。
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人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

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この章句が説くこと

音楽構成始終充実審美

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