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酔古堂剣掃 / 集素・夢寐俱に清し

心事無不可對人語,則夢寐俱清;行事無不可使人見,則飲食俱健。

新字:心事無不可対人語,則夢寐倶清;行事無不可使人見,則飲食倶健。

書き下し

心事人に對して語るべからざる無ければ、則ち夢寐俱に清し。 行事人をして見しむべからざる無ければ、則ち飲食俱に健やかなり。

現代語訳

心の中に、人に向かって話せないことが何もなければ、寝ても覚めても心が清らかです。行いの中に、人に見せられないことが何もなければ、飲むことも食べることもすこやかです。

解説

隠しごとのない生き方が、心身の健やかさにつながることを説いた一則です。前の句は心の中の思い、後の句は実際の行いを取り上げ、二つを対にしています。宋の司馬光は、自分の平生の行いで人に言えないものは一つもないと語ったと伝えられ、この句と同じ精神です。夢寐は眠っている間と目覚めている間、つまり昼も夜もということです。後ろめたいことを抱えていると、夜も眠れず食も細るものですが、何も隠すものがなければ心も体も軽やかでいられます。誠実さを道徳としてではなく、自分の健康のための習慣として捉え直すと、正直に生きることがずっと身近になるでしょう。
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人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

修身誠実健康慎独清廉

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