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酔古堂剣掃 / 集靈・秋漢の星を含むに似たり

既景華而凋彩,亦密照而疏明;若春陽之揚蘤,似秋漢之含星。

書き下し

既に景華にして彩を凋め、亦た密に照らして疏らに明らかなり。 春陽の蘤を揚ぐるが若く、秋漢の星を含むに似たり。

現代語訳

光り輝きながらも色彩は控えめで、細やかに照らしながらもまばらに明るいのです。春の日ざしが花を咲かせるようであり、秋の天の川が星を含んでいるようでもあります。

解説

何かの光のありさまを、華やかさと控えめさの両面からたたえた対句です。何を描いたのかは句の中に示されていませんが、六朝の賦に見られる灯火や月光の描写を思わせます。景華は輝く光、凋彩は色彩を抑えること、蘤は花の古い字です。秋漢は秋の夜空の天の川です。輝きながらもけばけばしくなく、明るさの中に奥ゆかしさを残す光を、春の花と秋の星という対照的な二つのたとえで描いています。人の才能も同じで、光を放ちながらもひけらかさない人に、私たちは深い魅力を感じるものです。

この章句が説くこと

風雅謙虚自然

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