師導古典を学びたいすべての人に

酔古堂剣掃 / 集峭・天地不平の氣は之を風雷に托す

聖賢不白之衷,托之日月;天地不平之氣,托之風雷。

新字:聖賢不白之衷,托之日月;天地不平之気,托之風雷。

書き下し

聖賢の白されざるの衷は、之を日月に托し、天地の平かならざるの氣は、之を風雷に托す。

現代語訳

聖人や賢人の、世に明らかにされない真心は、日や月に託され、天地のおさまらない憤りの気は、風や雷に託されます。

解説

言葉にならない思いは、天の現象に託されて表れるという、壮大な対句です。白されざるの衷は、潔白であるのに世に認められない心の内をいいます。聖賢の真心は、たとえ人に理解されなくても、日月のように明らかで、いつか照らし出されるものだということです。平かならざるの氣は、不正や理不尽に対する天地の憤りで、それは激しい風や雷となって現れるというのです。正しい人が報われない世を嘆きつつも、天は見ているという確信がこめられています。誤解されたり不当に扱われたりしたとき、すぐに弁明しなくても、誠実な行いはいつか必ず伝わると信じる強さを持ちたいものです。

この章句が説くこと

誠実天道義憤修身

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる