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酔古堂剣掃 / 集情・纖歌凝りて白雲遏まる

爽籟發而清風生,纖歌凝而白雲遏。

新字:爽籟発而清風生,繊歌凝而白雲遏。

書き下し

爽籟發して清風生じ、纖歌凝りて白雲遏まる。

現代語訳

爽やかな笛の音が鳴り響くと清らかな風が起こり、か細く澄んだ歌声が高まって凝ると、白い雲も流れを止めます。

解説

これも王勃の『滕王閣序』の一節で、高楼での宴の音楽を讃えた対句です。籟は竹の管を並べた笛の類、爽籟はその爽やかな響きです。纖歌は細く澄んだ歌声です。白雲遏まるは、『列子』に見える歌の名人秦青の話を踏まえ、その歌声が響いて空行く雲を止めたという故事によります。音楽が風を起こし、雲を止めるという誇張によって、宴の楽の見事さを表しています。優れた芸は、場の空気そのものを変えてしまう力を持っています。会議や集まりでも、ひとりの一言や振る舞いで場が澄みわたることがあります。自分もそうした清風を起こせる人でありたいものです。

この章句が説くこと

滕王閣音楽風雅

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