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酔古堂剣掃 / 集情・琵琶の新曲石崇を待たず

琵琶新曲,無待石崇;箜篌雜引,非因曹植。

新字:琵琶新曲,無待石崇;箜篌雑引,非因曹植。

書き下し

琵琶の新曲、石崇を待つ無く、箜篌の雜引、曹植に因るに非ず。

現代語訳

琵琶の新しい曲は、石崇(晋の富豪で文人)に作ってもらう必要はなく、箜篌の歌の数々も、曹植(魏の詩人)の手によるものではありません。

解説

女性たちがみずから曲や詩を作る才能を持っていることをたたえた対句で、徐陵の玉臺新詠の序と重なる一節です。石崇は晋の大富豪で、匈奴に嫁いだ王昭君を歌う琵琶の曲の歌詞、王明君辞を作りました。曹植は魏の詩人で、箜篌引という詩を残しています。雑引はさまざまな曲のことです。男性の名だたる文人に頼らなくても、自分たちで新しい曲と詞を生み出せるのだという主張がこめられています。才能ある人は、誰かに作ってもらうのを待つのではなく、自分で作り出します。権威に頼らず自分の手で形にする姿勢は、どんな仕事にも必要です。

この章句が説くこと

才能音楽自立女性風雅

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