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酔古堂剣掃 / 集情・吹蕭を秦女に得たり

傳鼓瑟於楊家,得吹蕭於秦女。

新字:伝鼓瑟於楊家,得吹蕭於秦女。

書き下し

鼓瑟を楊家に傳へ、吹蕭を秦女に得たり。

現代語訳

瑟を奏でる技は楊家(漢の楊惲の家)に伝わり、簫を吹く技は秦の娘(弄玉)から得たものです。

解説

音楽に通じた女性を、二つの故事でたたえた対句です。これも玉臺新詠の序の一節と重なります。楊家は漢の楊惲の家で、彼は友への手紙に、妻は趙の出身で瑟をよく弾くと書き残しています。秦女は秦の穆公の娘弄玉で、簫の名手蕭史と結ばれ、二人で簫を吹くと鳳凰が舞い降り、ついには鳳に乗って天に昇ったと伝えられます。原文の蕭は、楽器の簫の意味で読みました。芸の技はそれだけで尊いものですが、こうした故事を重ねると、その技が愛情や家庭の和やかさと結びついて見えてきます。好きなことを分かち合える相手がいる幸せも思わせる句です。

この章句が説くこと

音楽夫婦風雅故事

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