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酔古堂剣掃 / 集醒・巧を拙に藏す

藏巧於拙,用晦而明,寓清於濁,以屈為伸。

新字:蔵巧於拙,用晦而明,寓清於濁,以屈為伸。

書き下し

巧を拙に藏し、晦を用ひて明らかに、清を濁に寓し、屈を以て伸と為す。

現代語訳

巧みさを拙さの中に隠し、才気をくらまして目立たせないことでかえって明らかにし、清らかさを濁りの中に宿し、身をかがめることを伸びるための手立てとします。

解説

四つの句を重ねて、才能や清廉さを表に出さない処世の知恵を述べた一則です。菜根譚にもほぼ同じ句があり、そちらでは世渡りの浮き袋、身を隠す三つの穴だと続けています。巧を拙に蔵すとは、器用さを不器用さの中に包み込むことです。晦を用いて明らかにとは、光を隠すことでかえって本当の明るさを保つことです。清を濁に寓すとは、世俗の中に身を置きながら清らかさを失わないことです。屈を以て伸と為すとは、尺取り虫のように縮むことで次に伸びる力を蓄えることです。能ある鷹は爪を隠すとも言います。力を見せびらかさず、周りと調和しながら、必要なときに本領を発揮する人のほうが、長く活躍できるのではないでしょうか。
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人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

謙虚処世韜晦忍修身

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