孫子 / 謀攻篇
攻城之法,為不得已。
書き下し
城を攻むるの法は、已むを得ざる為なり。
現代語訳
城攻めは最終手段である。
解説
謀攻篇で、城攻め=力攻めを戒めた一節です。孫子は、城を攻めるのは「やむを得ないときの最終手段」だと言い切ります。前段で最下策とした城攻めを、あえて「本来は避けるべきもの」と念押しするのです。堅い守りに正面からぶつかれば、多大な犠牲と時間を払うことになる——だから、他に手があるうちは決してそこに飛び込むな、という警告です。仕事でも、相手が最も守りを固めている領域、真正面からの消耗戦は、可能な限り避けるべき道です。まず搦め手や上流の策を尽くし、力攻めは本当に他に手がないときだけにする。安易に正面突破を選ばない慎重さ。最終手段を最終手段として温存する判断力が、無用な損失を防ぎます。
この章句が説くこと
攻城最終手段犠牲
関連する章句
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孫子・謀攻篇櫓轒轀を修め、器械を具うるに、三月にして後に成る。距闉するに、又三月にして後に已む。
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呂氏春秋・仲秋③是の月や、乃ち宰祝に命じて、犠牲を巡行せしむ。全具を視、芻豢を案じ、肥瘠を瞻、物色を察し、必ず比類して、大小を量り、長短を視、皆度に中らしむ。五つの者備に當りて、上帝其れ享く。天子乃ち儺して、佐疾を禦ぎ、以て秋氣を通ず。犬を以て麻を嘗め、先づ寢廟を祭る。
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孔子家語・郊問公曰わく:「其れ郊と言うは、何ぞや。」孔子曰わく:「丘を南に兆すは、陽位に就く所以なり。郊に於てす、故に之を郊と謂う。」曰わく:「其の牲器は何如。」孔子曰わく:「上帝の牛は角璽栗にして、必ず滌に在ること三月。后稷の牛は唯だ具うるのみ、天神と人鬼とに事うるを別つ所以なり。牲は骍を用う、赤を尚べばなり。犢を用うるは、誠を貴べばなり。地を掃いて祭るは其の質なり。器は陶匏を用う、天地の性に象る以てなり。萬物之に稱う可き者無し、故に其の自然の體に因るなり。」
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呂氏春秋・季夏③是の月や、四監大夫をして百縣の秩芻を合わせ、以て犧牲を養わしむ。民をして咸其の力を出ださせること無からしめ、以て皇天上帝・名山大川・四方の神に供し、以て宗廟社稷の靈を祀り、民の為に福を祈る。
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孫子・謀攻篇将その忿に勝えずしてこれに蟻附すれば、士卒の三分の一を殺し、城抜けざる者、此れ攻の災なり。
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呂氏春秋・季春⑧是の月や、乃ち纍牛・騰馬・游牝を牧に合わせ、犧牲・駒犢は、舉げて其の數を書す。國人儺し、九門に磔禳し、以て春氣を畢う。