尚書 / 大誥
若考作室,既厎法,厥子乃弗肯堂,矧肯構
書き下し
考室を作るが若く、既に法を厎すも、厥の子乃ち堂を肯えてせず、矧んや構を肯えてせんや。
現代語訳
父が家を建てようとして、すでにその設計・測量を終えていたのに、その子は基礎を築くことさえ引き受けようとしない。まして骨組みを組み立てることなど、なおさら引き受けようとしないだろう。
解説
父親がすでに設計を終えていた家づくりを、その子が土台を築くことさえ引き受けようとしないという情景を通して、先人が積み上げてきたものを継ぐ責任の重さを描いている。仕事にせよ家業にせよ、あるいは受け継いだ地域や役割にせよ、前の担当者が残した土台を前にしたとき、それを面倒だと投げ出すのか、それとも引き受けてさらに築き上げていくのかが、その人の姿勢を分ける。
この章句が説くこと
肯堂肯構継承責任
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