尚書 / 洪範
汝則有大疑,謀及乃心,謀及卿士,謀及庶人,謀及卜筮
書き下し
汝則ち大疑有らば、謀ることは乃の心に及び、謀ることは卿士に及び、謀ることは庶人に及び、謀ることは卜筮に及べ。
現代語訳
あなたに大きな迷いが生じたならば、まず自分自身の心に問い、次に重臣たちに諮り、さらに一般の人々にも諮り、そして占いにも問うがよい。
解説
大きな迷いに直面したとき、自分の心にまず問い、次に信頼できる人や現場の声に耳を傾け、さらには言葉にならない直感的な感覚にまで意見を求めるという、意思決定の手順を示した句である。進路や人間関係など人生の岐路に立つときほど、一人で抱え込まず、性質の異なる複数の視点を重ね合わせたい。思い込みだけでは見えなかった選択肢が、そこから浮かび上がってくる。
この章句が説くこと
大疑合議多角的検討
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