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尚書 / 太甲下

若升高必自下,若陟遐必自邇

書き下し

高きに升るには必ず下よりし、遐きに陟るには必ず邇きよりす。

現代語訳

高い所に登るには必ず低い所から始め、遠い所に行くには必ず近い所から始める。

解説

どれほど遠大な目標であっても、たどり着く道筋は足元の一歩から始まっている。高い山も麓から、長い旅路も最初の一歩から始まるように、大きな成果や理想も、日々の地道な積み重ねを抜きにしては実現しない。焦って高みだけを見つめると、足元がおろそかになり、かえって遠回りになる。今取り組んでいる小さな一歩こそが、目指す場所への確かな道であることを思い出させてくれる言葉である。なお、本篇は東晋期に伝わった古文尚書に属し、後世の編纂とみる説が有力である。

この章句が説くこと

積み重ね着実基礎

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