商君書 / 境内
其攻城圍邑也、國司空訾其城之廣厚之數、國尉分地以徒校分積尺而攻之、為期曰:「先已者、當為最啟、後已者、訾為最殿、再訾則廢。」穴通則積薪、積薪則燔柱。
新字:其攻城囲邑也、国司空訾其城之広厚之数、国尉分地以徒校分積尺而攻之、為期曰:「先已者、当為最啟、後已者、訾為最殿、再訾則廃。」穴通則積薪、積薪則燔柱。
書き下し
その城を攻め邑を圍むや、國司空はその城の廣厚の數を訾り、國尉は地を分かち、徒校を以て積尺を分かちてこれを攻む。期を為して曰く、「先んじて已む者は、當に最啟と為すべし。後れて已む者は、訾りて最殿と為す。再び訾らば則ち廢す」と。穴通ずれば則ち薪を積み、薪を積まば則ち柱を燔く。
現代語訳
城を攻め町を囲むときは、国の司空がその城壁の幅と厚さの数値を測り、国尉が持ち場を分け、部隊ごとに担当の長さを割り当てて攻めさせる。期限を定めてこう言う。「先に終えた者を最も優れた者とし、後れて終えた者を最も劣った者として評定する。二度評定されれば免職とする」と。坑道が貫通したら薪を積み、薪を積んだら支柱を焼く。
解説
城攻めを、測量と担当区間の割り当てによって管理している。まず城壁の幅と厚さを数値で測り、その総量を部隊ごとに分割し、期限を切って先着と最後尾を評定する。二度最下位なら免職。工事管理そのものである。勇気や士気に頼らず、区間・期限・順位という三つの要素だけで人を全力にさせる設計になっている。プロジェクトの遅延に悩む組織が学べるのは、まさにここだ。全体を分けて、担当を決めて、期限を切って、結果を並べる。二千三百年前から、これ以上に効く方法は見つかっていない。
この章句が説くこと
城の広厚の数を訾る積尺を分かちて攻む最啓と最殿区間と期限と順位
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