呻吟語 / 外篇・品藻・雅士は奇名無し
雅士無奇名,幽人絕隱慝。
新字:雅士無奇名,幽人絶隠慝。
書き下し
雅士は奇名無く、幽人は隱慝を絕つ。
現代語訳
雅な士には奇抜な名がなく、静かに隠れ住む人には隠れた悪がありません。
解説
二つの型に、それぞれ無いものを挙げます。雅な士には奇名が無く、隠者には隠れた悪が無い。どちらも目立つものが無いという点で共通しています。前に出てきた、聖人の道は奇ではないという段や、隠者が驕りと憤りを溜めるという段と対になっており、本物の姿を否定形で示した一段です。目立つものが無いことが、本物の印になっています。
この章句が説くこと
雅士幽人奇名隠悪否定形
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