師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・應務・難に臨み死を守れば貞女烈婦と節を比す

平居無事之時,則丈夫不可繩以婦人之守也,及其臨難守死,則當與貞女烈婦比節;接人處眾之際,則君子未嘗示人以廉隅之跡也,及其任道徒義,則當與壯士健卒爭勇。

新字:平居無事之時,則丈夫不可縄以婦人之守也,及其臨難守死,則当与貞女烈婦比節;接人処眾之際,則君子未嘗示人以廉隅之跡也,及其任道徒義,則当与壮士健卒争勇。

書き下し

平居無事の時は、則ち丈夫は繩するに婦人の守を以てす可からず。其の難に臨み死を守るに及べば、則ち當に貞女烈婦と節を比すべし。人に接し眾に處るの際は、則ち君子は未だ嘗て人に示すに廉隅の跡を以てせず。其の道に任じ義に徒するに及べば、則ち當に壯士健卒と勇を爭ふべし。

現代語訳

平穏で事の無いときには、男子を婦人の守りの基準で縛ることはできません。しかし難に臨み死を守る段になれば、貞女や烈婦と節操を比べるべきです。人に接し大勢の中にいるときには、君子は角ばった潔癖を人に見せません。しかし道を引き受け義に赴く段になれば、壮士や兵と勇を争うべきです。

解説

平時と非常時で、求められる基準が正反対になることを示します。平時は緩やかでよいが、死を守る場面では最も堅い節操と比べられる。平時は角を見せないが、義に赴く場面では兵と勇を争う。普段の柔らかさと、いざという時の堅さを両立させる構えで、前に出てきた、剛を内にしまえという主張の実践形です。剛を内にしまえという主張の、実践形になっています。

この章句が説くこと

平時非常時節操両立

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる