呻吟語 / 内篇・應務・事後の悔は難し
事前忍易,正事忍難;正事悔易,事後悔難。
書き下し
事前の忍は易く、正事の忍は難し。正事の悔は易く、事後の悔は難し。
現代語訳
事の前に耐えるのは易しく、事の最中に耐えるのは難しい。事の最中に悔いるのは易しく、事の後で悔いるのは難しい。
解説
忍ぶことと悔いることを、それぞれ時期で難易を比べます。忍ぶのは最中が難しく、悔いるのは後が難しい。どちらも、渦中や過ぎた後のほうが自分を客観視しにくいからでしょう。二十字足らずですが、時期をずらして難易を測るという同じ手法が二度使われ、対句として整った形になっています。渦中と過ぎた後は、自分を客観視しにくいからでしょう。
この章句が説くこと
忍耐悔い時期難易対句
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