呻吟語 / 内篇・問學・一步を得れば便ち一步を緊くす
善學者如鬧市求前,摩肩重足得一步便緊一步。
新字:善学者如鬧市求前,摩肩重足得一歩便緊一歩。
書き下し
善く學ぶ者は鬧市に前を求むるが如し。肩を摩し足を重ね、一步を得れば便ち一步を緊くす。
現代語訳
上手に学ぶ者は、混み合った市で前へ進もうとするようなものです。肩がこすれ足が重なる中で、一歩進めばその一歩をしっかり固めます。
解説
学びの進み方を、人混みの中の前進にたとえます。押し合いへし合いの中では、進んだ分を確保しなければ押し戻される。だから一歩ごとに固める必要があります。順調に道を歩く像ではなく、押し戻す力がある中での前進として描かれているのが特徴です。日々の学びの実感に近い比喩でしょう。押し戻す力がある中での前進として描かれています。日々の学びの実感に、ごく近い比喩でしょう。
この章句が説くこと
前進固める人混み後退学び
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