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呻吟語 / 内篇・修身・勤慎は敬の謂ひなり

甚麼降伏得此之字,日勤慎。勤慎者,敬之謂也。

書き下し

甚麼か此の字を降伏し得ん。曰く勤慎なり。勤慎なる者は、敬の謂ひなり。

現代語訳

何がこの字を打ち負かせるでしょうか。答えて言う、勤めと慎みです。勤めと慎みとは、敬のことです。

解説

前の段の懶散という二字を受けて、それを打ち負かす言葉を挙げます。勤めと慎み、そしてそれが敬だと言い換える。抽象的な敬という一字が、ここで勤と慎という二つの動作に分解されました。前に出てきた、敬とは間に合わせにしないことだという定義と合わせると、敬の中身がさらにはっきりします。大きな言葉を日々の動作に翻訳していくのが、この書の一貫した仕事です。

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