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呻吟語 / 内篇・修身・四つの與其

與其抑暴戾之氣,不若養和平之心;與其裁既溢之恩,不若絕分外之望;與其為後事之厚,不若施先事之簿;與其服延年之藥,不若守保身之方。

新字:与其抑暴戻之気,不若養和平之心;与其裁既溢之恩,不若絶分外之望;与其為後事之厚,不若施先事之簿;与其服延年之薬,不若守保身之方。

書き下し

暴戾の氣を抑ふるは、和平の心を養ふに若かず。既に溢るるの恩を裁つは、分外の望を絕つに若かず。後事の厚きを為すは、先事の簿きを施すに若かず。延年の藥を服するは、保身の方を守るに若かず。

現代語訳

荒々しい気を抑えるより、和やかな心を養うほうがよい。あふれてしまった恩を切り詰めるより、分を越えた望みを初めから断つほうがよい。後から手厚くするより、事の前にわずかでも施すほうがよい。長生きの薬を飲むより、身を保つ方法を守るほうがよい。

解説

四つとも、後始末より先手のほうがよいという構えで揃えられています。気を抑えるより心を養う、恩を切るより望みを断つ、後の厚遇より先の少しの施し、薬より養生。どれも起きてから対処するのではなく、起きる前に手を打つ形です。同じ型を四度繰り返すことで、予防という考え方そのものが刻み込まれます。同じ型を四度繰り返すことで、予防という発想が刻まれます。

この章句が説くこと

予防先手後始末養生望み

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