呻吟語 / 内篇・修身・譏訕を第一の病痛と為す
處世以譏訕為第一病痛。不善在彼,我何與焉?
新字:処世以譏訕為第一病痛。不善在彼,我何与焉?
書き下し
世に處するに譏訕を以て第一の病痛と為す。不善は彼に在り、我何ぞ與らんや。
現代語訳
世を渡る上で、人をそしり笑うことを第一の病とします。善くないのは相手の側にあるのであって、こちらが関わることではありません。
解説
そしることを、悪徳の中でも第一の病と位置づけます。理由が実に簡潔で、善くないのは相手の側の話であって、こちらには関わりが無いからです。関わりの無いことに口を出して、自分の側に病を作っている。損得の話として示されているので、道徳的な説教よりも納得しやすい。修身篇に繰り返される、人を評するなという主題の最も短い形です。
この章句が説くこと
譏り無関係病口出し世渡り
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