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呻吟語 / 内篇・存心・才かに睡らんと說けば、便ち睡り著かず

才要說睡,便睡不著;才說要忘,便忘不得。

新字:才要説睡,便睡不著;才説要忘,便忘不得。

書き下し

才かに睡らんと說けば、便ち睡り著かず。才かに忘れんと說けば、便ち忘れ得ず。

現代語訳

眠ろうと思ったとたん、眠れなくなります。忘れようと思ったとたん、忘れられなくなります。

解説

意識すればするほど遠のく二つが並べられます。眠りと忘却です。どちらも自分の意志で直接には手が届かないもので、努力が逆効果になる典型です。わずか二十字ですが、心の働きには力ずくが効かない領域があると示しています。前に出てきた、助長するのは心が有りすぎる病だ、という一段とも響き合う観察です。直接には手が届かないものがあると知ることが、無駄な力みを止める第一歩になります。

この章句が説くこと

睡眠忘却逆効果意志限界

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この一句を、あなたの毎日に。

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