呻吟語 / 内篇・性命・深沉厚重は第一等の資質
深沉厚重,是第一等資質;磊落豪雄,是第二等資質;聰明才辨,是第三等資質。
新字:深沈厚重,是第一等資質;磊落豪雄,是第二等資質;聰明才弁,是第三等資質。
書き下し
深沉厚重は、是れ第一等の資質。磊落豪雄は、是れ第二等の資質。聰明才辨は、是れ第三等の資質。
現代語訳
深く沈んで厚く重いのが、第一等の資質です。さっぱりと大きく雄々しいのが、第二等の資質です。聡明で弁が立つのが、第三等の資質です。
解説
わずか三行で人の資質に順位がつけられ、呻吟語の中でも最もよく引かれる一段になりました。目を引くのは、世間が真っ先に評価する聡明さと弁の立つことが最下位に置かれている点です。第二の豪快さも一位ではない。第一は深く沈んで厚く重いこと、つまり目立たず動じないことでした。採用や抜擢でつい上位に見てしまうものを、まっすぐ三番目に落とす順位です。
この章句が説くこと
資質順位深沈豪雄才弁
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