史記 / 亀策列伝
不得,發鄉我身挫折,中外不相應,首足滅去。」靈龜卜祝曰:「假之靈龜,五巫五靈,不如神龜之靈,知人死,知人生。某身良貞,某欲求某物。即得也,頭見足發,內外相應;即不得也,頭仰足肣,內外自垂。可得占。」卜占病者祝曰:「今某病困。死,首上開,內外交駭,身節折;不死,首仰足肣。」卜病者祟曰:「今病有祟無呈,無祟有呈。兆有中祟有內,外祟有外。」卜繋者出不出。不出,橫吉安;若出,足開首仰有外。卜求財物,其所當得。得,首仰足開,內外相應;即不得,呈兆首仰足肣。卜有賣若買臣妾馬牛。得之,首仰足開,內外相應;不得,首仰足肣,呈兆若橫吉安。卜擊盜聚若干人,在某所,今某將卒若干人,往擊之。當勝,首仰足開身正,內自橋,外下;不勝,足肣首仰,身首內下外高。卜求當行不行。行,首足開;不行,足肣首仰,若橫吉安,安不行。卜往擊盜,當見不見。見,首仰足肣有外;不見,足開首仰。卜往候盜,見不見。見,首仰足肣,肣勝有外;不見,足開首仰。卜聞盜來不來。來,外高內下,足肣首仰;不來,足開首仰,若橫吉安,期之自次。卜遷徙去官不去。去,足開有肣外首仰;不去,自去,即足肣,呈兆若橫吉安。卜居官尚吉不。吉,呈兆身正,若橫吉安;不吉,身節折,首仰足開。
新字:不得,発郷我身挫折,中外不相応,首足滅去。」霊亀卜祝曰:「仮之霊亀,五巫五霊,不如神亀之霊,知人死,知人生。某身良貞,某欲求某物。即得也,頭見足発,内外相応;即不得也,頭仰足肣,内外自垂。可得占。」卜占病者祝曰:「今某病困。死,首上開,内外交駭,身節折;不死,首仰足肣。」卜病者祟曰:「今病有祟無呈,無祟有呈。兆有中祟有内,外祟有外。」卜繋者出不出。不出,横吉安;若出,足開首仰有外。卜求財物,其所当得。得,首仰足開,内外相応;即不得,呈兆首仰足肣。卜有売若買臣妾馬牛。得之,首仰足開,内外相応;不得,首仰足肣,呈兆若横吉安。卜撃盗聚若干人,在某所,今某将卒若干人,往撃之。当勝,首仰足開身正,内自橋,外下;不勝,足肣首仰,身首内下外高。卜求当行不行。行,首足開;不行,足肣首仰,若横吉安,安不行。卜往撃盗,当見不見。見,首仰足肣有外;不見,足開首仰。卜往候盗,見不見。見,首仰足肣,肣勝有外;不見,足開首仰。卜聞盗来不来。来,外高内下,足肣首仰;不来,足開首仰,若横吉安,期之自次。卜遷徙去官不去。去,足開有肣外首仰;不去,自去,即足肣,呈兆若横吉安。卜居官尚吉不。吉,呈兆身正,若横吉安;不吉,身節折,首仰足開。
書き下し
得ずんば、我に郷ひて身挫折し、中外相応ぜず、首足滅し去れ」と。霊亀の卜の祝に曰く、「之を霊亀に仮る。五巫五霊も、神亀の霊の、人の死を知り、人の生を知るに如かず。某身は良貞なり。某、某物を求めんと欲す。即し得んとするや、頭見はれ足発し、内外相応ぜよ。即し得ざらんとするや、頭仰ぎ足肣まり、内外自ら垂れよ。占ひを得可し」と。病者を卜占する祝に曰く、「今、某病みて困しむ。死せんには、首上に開き、内外交々駭き、身節折れよ。死せずんば、首仰ぎ足肣まれ」と。病者の祟りを卜して曰く、「今、病に祟り有らば呈無く、祟り無くんば呈有れ。兆に中の祟り有らば内有り、外の祟りには外有れ」と。繋がるる者の出づると出でざるとを卜す。出でずんば、横吉にして安し。若し出でんには、足開き首仰ぎて外有り。財物を求め、其の当に得べき所を卜す。得んには、首仰ぎ足開き、内外相応ず。即し得ずんば、呈兆にして首仰ぎ足肣まる。臣妾・馬牛を売り若しくは買ふこと有るを卜す。之を得んには、首仰ぎ足開き、内外相応ず。得ずんば、首仰ぎ足肣まり、呈兆若しくは横吉にして安し。盗聚若干人の、某所に在るを撃たんとし、今某卒若干人を将ゐて往きて之を撃たんとするを卜す。当に勝つべくんば、首仰ぎ足開き身正しく、内自ら橋(あが)り、外下る。勝たずんば、足肣まり首仰ぎ、身首内下り外高し。当に行くべきか行かざるかを求むるを卜す。行かんには、首足開く。行かずんば、足肣まり首仰ぎ、若しくは横吉にして安し。安ければ行かず。往きて盗を撃つに、当に見るべきか見ざるかを卜す。見んには、首仰ぎ足肣まりて外有り。見ずんば、足開き首仰ぐ。往きて盗を候ひ、見るか見ざるかを卜す。見んには、首仰ぎ足肣まり、肣まりて勝ちて外有り。見ずんば、足開き首仰ぐ。盗の来たると聞き、来たるか来たらざるかを卜す。来たらんには、外高く内下り、足肣まり首仰ぐ。来たらずんば、足開き首仰ぎ、若しくは横吉にして安し。之を期すること自ら次ぐ。遷徙し官を去るか去らざるかを卜す。去らんには、足開き肣有りて外首仰ぐ。去らずんば、自ら去るも、即ち足肣まり、呈兆若しくは横吉にして安し。官に居りて尚ほ吉なるか否かを卜す。吉ならば、呈兆にして身正しく、若しくは横吉にして安し。吉ならずんば、身節折れ、首仰ぎ足開く。
現代語訳
もし得られないなら、私に向かって体がくじけ折れ、中と外が応じ合わず、首と足が消えるように示してほしい」。霊亀で占うときの祈りに言う。「霊亀の力をお借りする。五人の巫、五つの霊も、人の死を知り人の生を知る神亀の霊には及ばない。某の身は良く正しい。某は某物を求めたい。もし得られるなら、頭が現れ足が伸び、内と外が応じ合うように。もし得られないなら、頭が上がり足が縮み、内と外が自然に垂れるように。これで占いができる」。病人を占うときの祈りに言う。「いま某が病気で苦しんでいる。死ぬのなら、首の上が開き、内と外が交互に揺れ動き、体の節が折れるように。死なないのなら、首が上がり足が縮むように」。病人の祟りを占って言う。「いま病に祟りがあるなら呈(はっきりした兆し)が現れず、祟りがないなら呈が現れるように。兆しに内の祟りがあれば内に、外の祟りがあれば外に現れるように」。捕らわれている者が出られるか出られないかを占う。出られないなら、横吉で安らかな形となる。もし出られるなら、足が開き首が上がって外に兆しがある。財物を求めて、得られるはずかどうかを占う。得られるなら、首が上がり足が開き、内と外が応じ合う。もし得られないなら、呈兆で首が上がり足が縮む。召使いの男女や馬・牛を売ったり買ったりすることを占う。得られるなら、首が上がり足が開き、内と外が応じ合う。得られないなら、首が上がり足が縮み、呈兆あるいは横吉で安らかな形となる。某所にいる盗賊の集団何人かを、某が兵何人かを率いて撃ちに行くことを占う。勝つなら、首が上がり足が開き体がまっすぐで、内がおのずと上がり、外が下がる。勝たないなら、足が縮み首が上がり、体と首は内が低く外が高い。行くべきか行かないべきかを占う。行くなら、首と足が開く。行かないなら、足が縮み首が上がり、あるいは横吉で安らかな形となる。安らかなら行かない。盗賊を撃ちに行って、出会うか出会わないかを占う。出会うなら、首が上がり足が縮んで外に兆しがある。出会わないなら、足が開き首が上がる。盗賊の様子をうかがいに行って、見つかるか見つからないかを占う。見つかるなら、首が上がり足が縮み、縮んで勝って外に兆しがある。見つからないなら、足が開き首が上がる。盗賊が来ると聞いて、来るか来ないかを占う。来るなら、外が高く内が低く、足が縮み首が上がる。来ないなら、足が開き首が上がり、あるいは横吉で安らかな形となる。その時期はおのずと順を追って来る。移転して官職を去るか去らないかを占う。去るなら、足が開いて縮みがあり外で首が上がる。去らないなら、自ら去ろうとしても、足が縮み、呈兆あるいは横吉で安らかな形となる。官職にとどまってなお吉かどうかを占う。吉なら、呈兆で体がまっすぐ、あるいは横吉で安らかな形となる。吉でないなら、体の節が折れ、首が上がり足が開く。
解説
関連する章句
-
史記 亀策列伝室家に居りて吉なるか吉ならざるかを卜す。吉ならば、呈兆にして身正しく、若しくは横吉にして安し。吉ならずんば、身節折れ、首仰ぎ足開く。歳中の禾稼孰するか孰せざるかを卜す。孰せんには、首仰ぎ足開き、内外自ら橋り外自ら垂る。孰せずんば、足肣まり首仰ぎて外有り。歳中民疫するか疫せざるかを卜す。疫せんには、首仰ぎ足肣まり、身節に彊外有り。疫せずんば、身正しく首仰ぎ足開く。歳中兵有るか兵無きかを卜す。兵無くんば、呈兆若しくは横吉にして安し。兵有らんには、首仰ぎ足開き、身外彊の情を作す。貴人に見えて吉なるか吉ならざるかを卜す。吉ならば、足開き首仰ぎ、身正しく、内自ら橋る。吉ならずんば、首仰ぎ、身節折れ、足肣まりて外有り、漁無きが若し。人に請謁して得るか得ざるかを卜す。得んには、首仰ぎ足開き、内自ら橋る。得ずんば、首仰ぎ足肣まりて外有り。亡人を追ひて当に得べきか得ざるかを卜す。得んには、首仰ぎ足肣まり、内外相応ず。得ずんば、首仰ぎ足開き、若しくは横吉にして安し。漁猟して得るか得ざるかを卜す。得んには、首仰ぎ足開き、内外相応ず。得ずんば、足肣まり首仰ぎ、若しくは横吉にして安し。行きて盗に遇ふか遇はざるかを卜す。遇はんには、首仰ぎ足開き、身節折れ、外高く内下る。遇はずんば、呈兆なり。天雨ふるか雨ふらざるかを卜す。雨ふらんには、首仰ぎて外有り、外高く内下る。雨ふらずんば、首仰ぎ足開き、若しくは横吉にして安し。天雨霽るるか霽れざるかを卜す。霽れんには、呈兆にして足開き首仰ぐ。霽れずんば、横吉なり。命じて横吉安と曰ふ。以て病を占ふに、病甚だしき者は一日死せず。甚だしからざる者は卜日に瘳え、死せず。繋がるる者は重罪ならば出でず、軽罪ならば環(すみや)かに出づ。一日を過ぎて出でずんば、久しくとも傷む毋し。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは、一日にして環かに得。一日を過ぐれば得ず。行く者は行かず。来たる者は環かに至る。食時を過ぎて至らずんば、来たらず。盗を撃つは行かず、行くも遇はず。盗を聞くも来たらず。官を徙すも徙さず。官に居り家室に居るは皆吉なり。歳稼は孰せず。民の疾疫は疾無し。歳中兵無し。人に見えんとして行くは、行かず、喜ばず。人に請謁するは、行かず得ず。
-
史記 亀策列伝行きて盗に遇はず。雨ふらんとして霽れず霽れず。小吉なり。命じて横吉下有柱と曰ふ。以て病を占ふに、病甚だしけれども環(すみや)かに瘳ゆる有りて死無し。繋がるる者は出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行くも来たるも来たらず。盗を撃つも合はず。盗の来たるを聞けば来たる。官を徙し官に居るは吉なれども久しからず。家室に居るは吉ならず。歳は孰せず。民は疾疫毋し。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは吉。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽る。小吉なり。命じて載所と曰ふ。以て病を占ふに、環かに瘳ゆる有りて死無し。繋がるる者は出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ請謁し亡人を追ひ漁猟するは得。行く者は行く。来たる者は来たる。盗を撃つは相見れども相合はず。盗の来たるを聞けば来たる。官を徙せば徙る。家室に居るは憂ふ。貴人に見ゆるは吉。歳は孰す。民は疾疫毋し。歳中兵毋し。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽る。吉なり。命じて根格と曰ふ。以て病者を占ふに、死せず。繋がるること久しけれども傷む毋し。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。盗を撃つは、盗行けども合はず。盗を聞くも来たらず。官を徙すも徙さず。家室に居るは吉。歳稼は中なり。民の疾疫は死無し。貴人に見ゆるは見ゆるを得ず。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。吉ならず。命じて首仰足肣外高内下と曰ふ。卜するに憂ひ有れども、傷む無し。行く者は来たらず。病久しくして死す。財物を求むるは得ず。貴人に見ゆる者は吉。命じて外高内下と曰ふ。病を卜するに死せず、祟り有り。市買は得ず。官に居り家室に居るは吉ならず。行く者は行かず。来たる者は来たらず。繋がるる者は久しけれども傷む毋し。吉なり。命じて頭見足発有内外相応と曰ふ。以て病者を占ふに、起く。繋がるる者は出づ。行く者は行く。来たる者は来たる。財物を求むるは得。吉なり。命じて呈兆首仰足開と曰ふ。以て病を占ふに、病甚だしくして死す。繋がるる者は出づれども、憂ひ有り。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。盗を撃つも合はず。
-
史記 亀策列伝盗の来たるを聞けば来たる。官を徙し官に居り家室に居るは吉ならず。歳は悪し。民の疾疫は死無し。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは吉ならず。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽る。吉ならず。命じて呈兆首仰足開外高内下と曰ふ。以て病を占ふに、死せず、外の祟り有り。繋がるる者は出づれども、憂ひ有り。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは、相見れども会はず。行くは行く。来たるは言を聞きて来たらず。盗を撃てば勝つ。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙し官に居り家室に居り貴人に見ゆるは吉ならず。歳は中なり。民は疾疫し兵有り。請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。盗を聞けば盗に遇ふ。雨ふらんとして雨ふらず。霽る。凶なり。命じて首仰足肣身折内外相応と曰ふ。以て病を占ふに、病甚だしけれども死せず。繋がるる者は久しくして出でず。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ漁猟するは得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。盗を撃つは用ふる有りて勝つ。盗の来たるを聞けば来たる。官を徙すも徙さず。官に居り家室に居るは吉ならず。歳は孰せず。民は疾疫す。歳中なり。兵有れども至らず。貴人に見ゆるは喜ぶ。請謁し亡人を追ふは得ず。盗に遇ふは凶なり。命じて内格外垂と曰ふ。行く者は行かず。来たる者は来たらず。病者は死す。繋がるる者は出でず。財物を求むるは得ず。人に見えんとするも見えず。大吉なり。命じて横吉内外相応自橋楡仰上柱足肣と曰ふ。以て病を占ふに、病甚だしけれども死せず。繋がること久しけれども、罪に抵らず。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。官に居り家室に居り貴人に見ゆるは吉。官を徙すも徙さず。歳は大いには孰せず。民は疾疫し兵有り。兵有れども会はず。行きて盗に遇ふ。言を聞くも見ず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽る。大吉なり。命じて頭仰足肣内外自垂と曰ふ。憂病を卜するに、甚だしけれども死せず。官に居るは居るを得ず。行く者は行く。来たる者は来たらず。財物を求むるは得ず。人を求むるは得ず。吉なり。命じて横吉下有柱と曰ふ。来たる者を卜するに来たる。卜日に即し至らずんば、未だ来たらず。
-
史記 亀策列伝漁猟は得ること少なし。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。吉ならず。命じて呈兆首仰足開と曰ふ。以て病を占ふに、病甐(はなは)だしくして死す。繋囚は出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは得ず。行く者は行く。来たる者は来たる。盗を撃つも盗を見ず。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙せば徙る。官に居るは久しからず。家室に居るは吉ならず。歳稼は孰せず。民の疾疫は有れども少なし。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは、見えずんば吉。請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行きて盗に遇ふ。雨ふらんとして雨ふらず。霽れは小吉なり。命じて首仰足肣と曰ふ。以て病を占ふに、死せず。繋がるる者は久しけれども、傷む毋し。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは得ず。行く者は行かず。盗を撃つは行かず。来たる者は来たる。盗の来たるを聞く。官を徙すも言を聞きて徙さず。家室に居るは吉ならず。歳稼は孰せず。民の疾疫は少なし。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは見ゆるを得。請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行きて盗に遇ふ。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。吉なり。命じて首仰足開有内と曰ふ。以て病者を占ふに、死す。繋がるる者は出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは得ず。行く者は行く。来たる者は来たる。盗を撃つに行くも盗を見ず。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙せば徙る。官に居るは久しからず。家室に居るは吉ならず。歳は孰す。民の疾疫は有れども少なし。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは吉ならず。請謁し亡人を追ひ漁猟するは得ず。行きて盗に遇はず。雨ふらんとするも霽る。霽るるは小吉、霽れざるは吉。命じて横吉内外自橋と曰ふ。以て病を占ふに、卜日に瘳ゆる毋くんば死す。繋がるる者は罪毋くして出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは得。行く者は行く。来たる者は来たる。盗を撃つは合交して等し。盗の来たるを聞けば来たる。官を徙せば徙る。家室に居るは吉。歳は孰す。民の疫は疾無し。歳中兵無し。貴人に見え請謁し亡人を追ひ漁猟するは得。行きて盗に遇ふ。雨ふらんとするも霽る。雨霽れば大吉。命じて横吉内外自吉と曰ふ。以て病を占ふに、病者は死す。繋がるるは出でず。
-
史記 亀策列伝財物を求め臣妾・馬牛を買ひ亡人を追ひ漁猟するは得ず。行く者は来たらず。盗を撃つも相見ず。盗を聞くも来たらず。官を徙せば徙る。官に居るは憂ひ有り。家室に居り貴人に見え請謁するは吉ならず。歳稼は孰せず。民は疾疫す。歳中兵無し。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。吉ならず。命じて漁人と曰ふ。以て病者を占ふに、病者甚だしけれども死せず。繋がるる者は出づ。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ盗を撃ち請謁し亡人を追ひ漁猟するは得。行く者は行きて来たる。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙すも徒(うつ)らず。家室に居るは吉。歳稼は孰せず。民は疾疫す。歳中兵毋し。貴人に見ゆるは吉。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。吉なり。命じて首仰足肣内高外下と曰ふ。以て病を占ふに、病者甚だしけれども死せず。繋がるる者は出でず。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ亡人を追ひ漁猟するは得。行くは行かず。来たる者は来たる。盗を撃てば勝つ。官を徙すも徙さず。官に居るは憂ひ有れども傷む無し。家室に居るは憂ひ病多し。歳は大いに孰す。民は疾疫す。歳中兵有れども至らず。貴人に見え請謁するは吉ならず。行きて盗に遇ふ。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。吉なり。命じて横吉上有仰下有柱と曰ふ。病久しけれども死せず。繋がるる者は出でず。財物を求め臣妾・馬牛を買ひ亡人を追ひ漁猟するは得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。盗を撃つは行かず、行くも見ず。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙すも徙さず。家室に居り貴人に見ゆるは吉。歳は大いに孰す。民は疾疫す。歳中兵毋し。行きて盗に遇はず。雨ふらんとして雨ふらず。霽れんとして霽れず。大吉なり。命じて横吉楡仰と曰ふ。以て病を占ふに、死せず。繋がるる者は出でず。財物を求め臣妾・馬牛を買ふは、至れども得ず。行くは行かず。来たるは来たらず。盗を撃つは行かず、行くも見ず。盗の来たるを聞くも来たらず。官を徙すも徙さず。官に居り家室に居り貴人に見ゆるは吉。歳は孰す。歳中疾疫有り、兵毋し。請謁し亡人を追ふは得ず。漁猟は至れども得ず。行くも得ず。
-
史記 亀策列伝病者を卜するに、一日を過ぎて瘳ゆる毋くんば死す。行く者は行かず。財物を求むるは得ず。繋がるる者は出づ。命じて横吉内外自挙と曰ふ。以て病者を占ふに、久しけれども死せず。繋がるる者は久しくして出でず。財物を求むるは得れども少なし。行く者は行かず。来たる者は来たらず。貴人に見ゆるは見ゆ。吉なり。命じて内高外下疾軽足発と曰ふ。財物を求むるは得ず。行く者は行く。病者は瘳ゆる有り。繋がるる者は出でず。来たる者は来たる。貴人に見ゆるも見えず。吉なり。命じて外格と曰ふ。財物を求むるは得ず。行く者は行かず。来たる者は来たらず。繋がるる者は出でず。吉ならず。病者は死す。財物を求むるは得ず。貴人に見ゆるは見ゆ。吉なり。命じて内自挙外来正足発と曰ふ。行く者は行く。来たる者は来たる。財物を求むるは得。病者は久しけれども死せず。繋がるる者は出でず。貴人に見ゆるは見ゆ。吉なり。此れ横吉上柱外内自挙足肣なり。以て卜するに求むる有れば得。病は死せず。繋がるる者は傷む毋きも、未だ出でず。行くは行かず。来たるは来たらず。人に見えんとするも見えず。百事尽く吉なり。此れ横吉上柱外内自挙柱足以作なり。以て卜するに求むる有れば得。病は死せんとするも環かに起く。繋留せらるるも傷む毋く、環かに出づ。行くは行かず。来たるは来たらず。人に見えんとするも見えず。百事吉なり。以て兵を挙ぐ可し。此れ挺詐有外なり。以て卜するに求むる有れども得ず。病は死せず、数々起く。繋がるれば禍罪あり。言を聞くも傷む毋し。行くは行かず。来たるは来たらず。此れ挺詐有内なり。以て卜するに求むる有れども得ず。病は死せず、数々起く。繋留せらるれば禍罪あれども傷む無くして出づ。行くは行かず。来たる者は来たらず。人に見えんとするも見えず。此れ挺詐内外自挙なり。以て卜するに求むる有れば得。病は死せず。繋がるるも罪毋し。行くは行く。来たるは来たる。田・賈市・漁猟は尽く喜ぶ。此れ狐狢なり。以て卜するに求むる有れども得ず。病は死し、起き難し。繋留せらるるも罪毋けれども出で難し。宅に居る可し。婦を娶り女を嫁す可し。行くは行かず。来たるは来たらず。人に見えんとするも見えず。憂ひ有るも憂へず。此れ狐徹なり。以て卜するに求むる有れども得ず。病者は死す。繋留せらるれば罪に抵る有り。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
本の中身を見る