説苑 / 敬慎
石讎曰:「春秋有忽然而足以亡者,國君不可以不慎也!妃妾不一,足以亡;公族不親,足以亡;大臣不任,足以亡;國爵不用,足以亡;親佞近讒,足以亡;舉百事不時,足以亡;使民不節,足以亡;刑罰不中,足以亡;內失眾心,足以亡;外嫚大國,足以亡。」
新字:石讎曰:「春秋有忽然而足以亡者,国君不可以不慎也!妃妾不一,足以亡;公族不親,足以亡;大臣不任,足以亡;国爵不用,足以亡;親佞近讒,足以亡;舉百事不時,足以亡;使民不節,足以亡;刑罰不中,足以亡;内失衆心,足以亡;外嫚大国,足以亡。」
書き下し
石讎曰わく、「春秋に忽然として以て亡ぶるに足る者有り、国君は以て慎まざるべからざるなり。妃妾一ならざれば、以て亡ぶるに足る。公族親しまざれば、以て亡ぶるに足る。大臣任ぜざれば、以て亡ぶるに足る。国爵用いられざれば、以て亡ぶるに足る。佞を親しみ讒を近づければ、以て亡ぶるに足る。百事を挙ぐるに時ならざれば、以て亡ぶるに足る。民を使うに節せざれば、以て亡ぶるに足る。刑罰中らざれば、以て亡ぶるに足る。内衆心を失えば、以て亡ぶるに足る。外大国を嫚れば、以て亡ぶるに足る」と。
現代語訳
石讎は言った、「春秋の歴史には、あっという間に滅びるに至った例がある。国君はこれをよく慎まなければならない。正妻と側室の秩序が一つに定まっていなければ、それだけで滅びるに足る。公族と親しくしなければ、それだけで滅びるに足る。大臣を信任して用いなければ、それだけで滅びるに足る。国の爵位が正しく運用されなければ、それだけで滅びるに足る。へつらう者に親しみ讒言する者を近づければ、それだけで滅びるに足る。あらゆる事業を時宜に合わず行えば、それだけで滅びるに足る。民を使役するのに節度がなければ、それだけで滅びるに足る。刑罰が的を射ていなければ、それだけで滅びるに足る。国内で民衆の心を失えば、それだけで滅びるに足る。国外で大国を軽んじれば、それだけで滅びるに足る」と。
解説

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