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呂氏春秋 / 尊師④

生則謹養,謹養之道,養心為貴;死則敬祭,敬祭之術,時節為務;此所以尊師也。治唐圃,疾灌寖,務種樹;織葩屨,結罝網,(梱)〔捆〕蒲葦;之田野,力耕耘,事五穀;如山林,入川澤,取魚鱉,求鳥獸;此所以尊師也。視輿馬,慎駕御;適衣服,務輕煗;臨飲食,必蠲絜;善調和,務甘肥;必恭敬;和顏色,審辭令;疾趨翔,必嚴肅;此所以尊師也。

新字:生則謹養,謹養之道,養心為貴;死則敬祭,敬祭之術,時節為務;此所以尊師也。治唐圃,疾灌寖,務種樹;織葩屨,結罝網,(梱)〔捆〕蒲葦;之田野,力耕耘,事五穀;如山林,入川沢,取魚鱉,求鳥獣;此所以尊師也。視輿馬,慎駕御;適衣服,務輕煗;臨飲食,必蠲絜;善調和,務甘肥;必恭敬;和顏色,審辞令;疾趨翔,必厳粛;此所以尊師也。

書き下し

生くれば則ち養を謹む。養を謹しむの道、心を養うことを貴しと為す。死すれば則ち祭りを敬む。祭りを敬するの術は、時節に務めを為す。此れ師を尊ぶ所以なり。唐圃を治め、灌寖を疾め、種樹を務む。葩屨を織り、罝網を結び、蒲葦を捆つ。田野に之き、耕耘に力め、五穀を事む。山林に如き、川澤に入り、魚鱉を取り、鳥獸を求む。此れ師を尊ぶ所以なり。輿馬を視、駕御を慎み、衣服を適にし、輕煗を務め、飲食に臨めば、必ず蠲絜にして、調和を善くし、甘肥を務め、必ず恭敬にして、顏色を和らぐ。辭令を審らかにし、趨翔に疾め、必ず嚴肅にす。此れ師を尊ぶ所以なり。

現代語訳

師が生きている間はよく世話をして仕える。その世話の道は、師の心を安んじることを何より貴ぶ。師が亡くなれば祭りをうやうやしく行う。祭りをうやうやしくする方法は、時節ごとに務めを尽くすことにある。これが師を尊ぶということである。弟子は師のために堤と畑を整え、水を引くことに励み、植樹に努める。麻の履物を織り、網を結び、蒲や葦を束ねる。田野に出て耕作に力を尽くし、五穀を作る。山林に行き、川や沢に入り、魚やすっぽんを取り、鳥獣を求める。これが師を尊ぶということである。車馬の世話をし、御し方に気を配り、衣服を整えて軽く暖かいものを用意し、飲食にあたっては必ず清潔にし、味付けをよくして美味なものを供え、必ずうやうやしくし、顔つきを和らげる。応対の言葉を丁寧にし、用事にはすばやく動き、必ず厳粛にする。これが師を尊ぶということである。

解説

この段は、師を尊ぶとは具体的にどうすることかを、生前の世話から死後の祭祀、日常の労役や身の回りの奉仕まで細かく描き出します。師が生きている間は心を安んじるように仕え、亡くなれば時節ごとに祭りをうやうやしく行うことが第一に挙げられます。続けて、堤や畑を整え水を引き、履物を織り網を結び、田畑を耕し山川で魚鳥を得るといった労役、さらに車馬や衣服・飲食の世話や丁寧な応対まで、具体的な奉仕を列挙し、そのつど「これが師を尊ぶことだ」とまとめるのが特徴です。背景には、師への敬意は心構えだけでなく日々の行いで示すものだという実践重視の考えがあります。現代でも、恩ある人への感謝を具体的な行動で表す姿勢の大切さを伝える教訓として読むことができます。

この章句が説くこと

尊師奉仕養心敬祭労役実践

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