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了凡四訓 / 謙德之效・命を造る者は天、命を立つる者は我

道者曰:中全要命;命不該中,文雖工,無益也。須自己做個轉變。張曰:既是命,如何轉變。道者曰:造命者天,立命者我;力行善事,廣積陰德,何福不可求哉?張曰:我貧士,何能為?道者曰:善事陰功,皆由心造,常存此心,功德無量。且如謙虛一節,並不費錢,你如何不自反而罵試官乎?

新字:道者曰:中全要命;命不該中,文雖工,無益也。須自己做個転変。張曰:既是命,如何転変。道者曰:造命者天,立命者我;力行善事,広積陰徳,何福不可求哉?張曰:我貧士,何能為?道者曰:善事陰功,皆由心造,常存此心,功徳無量。且如謙虚一節,並不費銭,你如何不自反而罵試官乎?

書き下し

道者曰く、中るは全く命を要す。命中るに該らざれば、文工なりと雖も、益無きなり。須らく自己個の轉變を做すべし、と。張曰く、既に是れ命ならば、如何ぞ轉變せん、と。道者曰く、命を造る者は天、命を立つる者は我。力めて善事を行ひ、廣く陰德を積まば、何の福か求むべからざらんや、と。張曰く、我は貧士なり、何をか能く為さん、と。道者曰く、善事陰功は、皆な心より造る。常に此の心を存せば、功德量り無し。且つ謙虛の一節の如きは、並びに錢を費やさず。你如何ぞ自ら反みずして試官を罵るや、と。

現代語訳

道士は言いました。「合格するかどうかは、すべて運命によります。運命が合格すべきでなければ、文章が巧みでも役に立ちません。自分で転換を起こさなければなりません」。張が「運命であるなら、どうして転換できましょう」と言うと、道士は言いました。「運命を造るのは天、運命を立てるのは自分です。努めて善い事を行い、広く陰徳を積めば、どんな福でも求められないことがありましょうか」。張が「私は貧しい書生です。何ができましょう」と言うと、道士は言いました。「善い事も陰の功徳も、みな心から造られます。いつもこの心を保っていれば、功徳は計り知れません。しかも謙虚という一点などは、まったくお金がかかりません。あなたはどうして自分を顧みずに、試験官をののしるのですか」。

解説

道士は、合格は運命で決まると認めたうえで、その運命は自分で転換できると説きます。「命を造る者は天、命を立つる者は我」は、第一篇「立命の学」で雲谷禅師が了凡に説いた考えと同じ骨組みで、四篇を貫く主題がここで再び現れます。貧しくて何もできないと言う張に、道士は、善も陰徳も心から生まれるもので、とくに謙虚さは一銭もかからないと返します。お金や地位がなくても、今すぐ始められる善があるということです。そして、自分を顧みずに試験官をののしるのはその逆だと指摘します。自分の力ではどうにもならないと嘆く前に、自分の構えを変えることならできる、と気づかせてくれる問答です。

この章句が説くこと

立命謙虚陰徳改過運命

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