論語 / 子張篇
子夏曰:「仕而優則學,學而優則仕。」
新字:子夏曰:「仕而優則学,学而優則仕。」
書き下し
子夏曰く、仕えて優なれば則ち学び、学びて優なれば則ち仕う。
現代語訳
子夏が言った。「仕えていて余力があれば学び、学んでいて余力があれば仕える。」
解説
仕官と学問を、往復する関係として捉えている。どちらか一方を選ぶのではない。仕事に余力ができたら学び、学びに余力ができたら仕事に出る。優という字は、優れているという意味とゆとりがあるという意味の両方を持つ。ここでは後者に近い。この往復には理由がある。仕事だけを続けると、経験は増えるが枠組みが更新されない。学問だけを続けると、枠組みは増えるが検証されない。互いに相手を必要としている。実務でも、この往復を意識的に設計している人は強い。忙しい時期は仕事に集中し、余力が出たら学び直す。学んだことを持って、また現場に戻る。片方だけを続けている期間が長くなると、どちらの側からも遅れが出る。余力ができたときに何をするかで、次の数年が決まる。
この章句が説くこと
仕学往復余力更新子夏
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