論語 / 衛霊公篇
子曰:『君子義以為質、禮以行之、孫以出之、信以成之。君子哉!』
新字:子曰:『君子義以為質、礼以行之、孫以出之、信以成之。君子哉!』
書き下し
子曰く、『君子は義を以て質と為し、礼を以て之を行い、孫(そん)を以て之を出し、信を以て之を成す。君子なるかな!』
現代語訳
孔子が『君子は道義(義)を本質とし、礼儀(礼)によってこれを行い、謙遜(孫)によってこれを表現し、誠実(信)によってこれを完成させる。これこそが君子である』と言われた。
解説
孔子は「君子は道理にかなっているかを物事の芯とし、それを礼儀にかなった形で行い、へりくだった態度で人に示し、誠実さでもって最後までやり遂げる。これこそが君子である」と言いました。何か事を進めるときには、まず筋の通った正しさを土台にし、それを丁寧な作法で行い、偉ぶらず控えめに人に伝え、最後まで誠実にやり抜くという順序が大切だという教えです。例えば近所付き合いや家族の間の相談事でも、正しさを土台にしていても、伝え方が乱暴だったり、態度が横柄だったりすればうまく運びません。物事を筋よく進める人は、正しさ・礼儀・謙虚さ・誠実さの順序を、自然と身につけているものです。
この章句が説くこと
公正性ルール遵守謙虚さ誠実さ信頼構築
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