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宋名臣言行録 / 後集巻十三・范祖禹

惟陛下清心照理辨察是非有以此言惑聖聽者宜明正其罪付之典刑此等既上誤先帝欲復誤陛下天下之事豈堪小人再壞邪

新字:惟陛下清心照理弁察是非有以此言惑聖聴者宜明正其罪付之典刑此等既上誤先帝欲復誤陛下天下之事豈堪小人再壊邪

書き下し

惟だ陛下心を清くし理を照らし、是非を辨察せよ。此の言を以て聖聽を惑わす者有らば、宜しく明らかに其の罪を正し、之を典刑に付すべし。此等既に上は先帝を誤り、復た陛下を誤らんと欲す。天下の事、豈に小人の再び壞るに堪えんや。

現代語訳

「ただ陛下は心を清らかにして道理を照らし、是非を見きわめてください。この種の言葉で天子のお耳を惑わす者があれば、はっきりとその罪を正し、法の裁きにゆだねるべきです。この者たちは、すでに上では先帝を誤らせ、こんどはまた陛下を誤らせようとしております。天下の事が、どうして小人にもう一度壊されるのに堪えられましょうか」。

解説

前段の予告に、対処の指示を付けた短い一段です。言ってくる相手をどうするか。この種の言葉で天子のお耳を惑わす者があれば、はっきりとその罪を正し、法の裁きにゆだねるべきです。そして同じ人物が二度目をやろうとしている、という見立てを置きました。すでに上では先帝を誤らせ、こんどはまた陛下を誤らせようとしております。代替わりのたびに、同じ人が同じ手で近づいてくる。天下の事が、どうして小人にもう一度壊されるのに堪えられましょうか。

この章句が説くこと

惟だ陛下心を清くし理を照らし是非を弁察せよ此の言を以て聖聴を惑わす者有らば宜しく明らかに其の罪を正し之を典刑に付すべし此等既に上は先帝を誤り復た陛下を誤らんと欲す天下の事豈に小人の再び壊るに堪えんや代替進言

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