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宋名臣言行録 / 後集巻九・蘇轍

漢武帝外事四夷内興宫室財用匱竭於是修鹽鐡□酤均輸之政民不堪命幾至大亂昭帝委任霍光罷去煩苛漢室乃定光武顯宗以察為明以䜟决事天下恐懼人懷不安章帝深鑒其失代以寛厚愷悌之政後世稱焉

新字:漢武帝外事四夷内興宮室財用匱竭於是修塩鐡□酤均輸之政民不堪命幾至大乱昭帝委任霍光罷去煩苛漢室乃定光武顕宗以察為明以䜟決事天下恐懼人懐不安章帝深鑒其失代以寛厚愷悌之政後世称焉

書き下し

漢の武帝外に四夷を事とし内に宮室を興し、財用匱竭す。是に於いて鹽鐡・□酤・均輸の政を修む。民命に堪えず、幾ど大亂に至る。昭帝霍光に委任し煩苛を罷去して漢室乃ち定まる。光武・顯宗は察を以て明と爲し、讖を以て事を决す。天下恐懼し人不安を懷く。章帝深く其の失を鑒み、代うるに寛厚愷悌の政を以てす。後世焉を稱う。

現代語訳

漢の武帝は外に四方の夷を相手取り、内に宮殿を興して、財政が尽き果てた。そこで塩鉄・〔一字を欠く〕酒・均輸の政を整えた。民は命令に堪えられず、ほとんど大乱に至った。昭帝は霍光に委任し、煩雑で苛酷なものを廃して、漢室はようやく定まった。光武帝と明帝は、細かく察することを明とし、讖によって事を決した。天下は恐れおののき、人々は不安を抱いた。章帝は深くその失を鑑み、寛やかで厚く、和やかな政に代えた。後世はこれを称えた。

解説

前例を二組、同じ形で並べています。どちらも、名君と呼ばれた人の後を継いだ子が、その政を緩めた話です。昭帝は霍光に委任し、煩雑で苛酷なものを廃して、漢室はようやく定まった。章帝は深くその失を鑑み、寛やかで厚く、和やかな政に代えた。後世はこれを称えた。緩めた側が称えられている。光武帝と明帝についての一行が鋭い。細かく察することを明とし。よく見ることと、明るいことは違う、と。

この章句が説くこと

漢の武帝外に四夷を事とし内に宮室を興し財用匱竭す昭帝霍光に委任し煩苛を罷去して漢室乃ち定まる光武顕宗は察を以て明と為し讖を以て事を決す天下恐懼す章帝深く其の失を鑒み代うるに寛厚愷悌の政を以てす後世焉を称う前例緩和

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