宋名臣言行録 / 後集巻一・韓琦
上始得公䟽意已大悟亟欲寢罷王安石引疾在告唯叅政趙抃等對上論欲罷之意抃乃曰此主於安石乞更俟安石出議之安石既出執之益堅聞者惜之
新字:上始得公䟽意已大悟亟欲寝罷王安石引疾在告唯叅政趙抃等対上論欲罷之意抃乃曰此主於安石乞更俟安石出議之安石既出執之益堅聞者惜之
書き下し
上始めて公の疏を得て、意已に大いに悟り、亟かに寢罷せんと欲す。王安石疾を引きて告に在り。唯だ參政趙抃等對して、上の罷めんと欲するの意を論ず。抃乃ち曰く、此れ安石に主たり。更に安石の出づるを俟ちて之を議せんことを乞うと。安石既に出でて、之を執ること益ミ堅し。聞く者之を惜しむ。
現代語訳
天子ははじめて韓琦の上疏を得て、心はすでに大いに悟り、急いで取りやめようとした。王安石は病と称して休みに入っていた。ただ参政の趙抃らが御前に出て、天子が廃止しようとする意向について論じた。趙抃はそこで言った。「これは安石が主となって進めております。改めて安石が出てくるのを待って議されますよう」。安石が出てくると、その主張を握ることはいよいよ堅くなった。聞いた者はこれを惜しんだ。
解説
上疏は届きました。**天子はすでに大いに悟り、急いで取りやめようとした。**そこまで来ています。止めたのは反対でも反論でもなく、手続きへの配慮でした。**これは安石が主となって進めております。改めて安石が出てくるのを待って議されますよう。**筋としては正しい。担当者のいない場で決めるべきではない。ただ、機は一日で消えました。**安石が出てくると、その主張を握ることはいよいよ堅くなった。****聞いた者はこれを惜しんだ。**筋を通したことで、決められる瞬間が過ぎた記録です。
この章句が説くこと
上始めて公の疏を得て意已に大いに悟り亟かに寝罷せんと欲す此れ安石に主たり更に安石の出づるを俟ちて之を議せんことを乞う安石既に出でて之を執ること益ミ堅し聞く者之を惜しむ機会手続
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