宋名臣言行録 / 前集巻七・杜衍
公嘗謂門生曰凡士君子作事行已當履中道不宜矯飾矯飾過實則近乎偽
新字:公嘗謂門生曰凡士君子作事行已当履中道不宜矯飾矯飾過実則近乎偽
書き下し
公嘗て門生に謂いて曰く、凡そ士君子、事を作し己を行うに、當に中道を履むべし。宜しく矯飾すべからず。矯飾、實に過ぐれば則ち偽に近しと。
現代語訳
公はかつて門下の学生に言った。「およそ士君子が事を行い、身を処するには、中道を踏むべきである。飾り立ててはならない。飾り立てて実際を超えれば、偽りに近くなる」。
解説
三十字の条です。**飾り立てて実際を超えれば、偽りに近くなる。**「矯飾」は自分をよく見せるために身を正すことです。それ自体は悪ではありませんが、実際より上に見せた分だけ嘘に近づく、と言っている。中道を踏め、という言い方の中身が、この一行で具体的になります。次の条から、この人の実際の身の処し方がいくつも続きます。
この章句が説くこと
士君子事を作し己を行うに当に中道を履むべし宜しく矯飾すべからず矯飾実に過ぐれば則ち偽に近し中道装飾偽り
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