宋名臣言行録 / 前集巻六・宋庠
帝召二府天章閣觀書出詔自問天下利病事宰相倉卒莫敢對公時參政獨進曰臣等皆待罪二府固已總萬事而共謀之不當下同諸生對䇿願至中書條上既退草數千言奏之後皆施用
新字:帝召二府天章閣観書出詔自問天下利病事宰相倉卒莫敢対公時参政独進曰臣等皆待罪二府固已総万事而共謀之不当下同諸生対策願至中書条上既退草数千言奏之後皆施用
書き下し
帝、二府を天章閣に召して書を觀る。詔を出だして自ら天下の利病の事を問う。宰相倉卒として敢えて對うる莫し。公、時に參政たり。獨り進みて曰く、臣等皆な罪を二府に待つ。固より已に萬事を總べて共に之を謀る。當に下りて諸生の對䇿に同じくすべからず。願わくは中書に至りて條上せんと。既に退きて數千言を草して之を奏す。後、皆な施用せらる。
現代語訳
帝が二府を天章閣に召して書を見せた。詔を出して自ら天下の利害と弊害について尋ねた。宰相たちは急なことで、誰も答えられなかった。公は当時、参知政事であった。一人進み出て言った。「臣らはみな二府の職におります。もとよりすでに万事を統べて、ともに謀っております。身を下げて、受験生の答案と同じことをすべきではありません。どうか中書省に戻って、条ごとに上奏させてください」。退出してから数千言を草して奏上した。後にどれも実施された。
解説
その場で答えられなかったことを、居直らずに断った条です。**臣らはみな二府の職におります。身を下げて、受験生の答案と同じことをすべきではありません。**その場の思いつきで答えるのは、自分たちの職の重さに合わない、と言っています。そして代わりを示しました。**中書省に戻って、条ごとに上奏させてください。**退出後、数千言を書いて出し、どれも実施されています。
この章句が説くこと
臣等皆な罪を二府に待つ固より已に万事を総べて共に之を謀る当に下りて諸生の対策に同じくすべからず願わくは中書に至りて条上せん即答職責代案
関連する章句
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説苑・臣術泰誓に曰く、「下に附きて上を罔く者は死し、上に附きて下を罔く者は刑せらる。国政に与聞して民に益無き者は退けられ、上位に在りて賢を進むる能わざる者は逐わる」と。此れ善を勧めて悪を黜くる所以なり。故に伝に曰く、「善を傷る者は国の残なり、善を蔽う者は国の讒なり、罪無き者を愬うるは国の賊なり」と。
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論語・顔淵篇子張、政を問う。子曰く、「之に居りて倦むこと無く、之を行うに忠を以てす。」
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