宋名臣言行録 / 前集巻三・張詠
公曰事君者亷不言貧勤不言苦忠不言已效公不言已能可以事君矣
新字:公曰事君者亷不言貧勤不言苦忠不言已効公不言已能可以事君矣
書き下し
公曰く、君に事うる者は、亷にして貧を言わず、勤にして苦を言わず、忠にして已の效を言わず、公にして已の能を言わず。以て君に事う可しと。
現代語訳
公が言った。「君に仕える者は、清廉であっても貧しいとは言わず、勤めていても苦しいとは言わず、忠実であっても自分の成果を言わず、公正であっても自分の能力を言わない。それでこそ君に仕えられる」。
解説
二十八字に、四つの「言わない」を並べた条です。**清廉でも貧しいと言わず、勤めても苦しいと言わず、忠実でも自分の成果を言わず、公正でも自分の能力を言わない。**四つとも、事実としては言ってよいことばかりです。言えば認められるものを、言わないほうに置いている。前の条までの張詠は、自分を売り込むことがありませんでした。その姿勢がそのまま四行になっています。
この章句が説くこと
亷にして貧を言わず勤にして苦を言わず忠にして已の効を言わず公にして已の能を言わず以て君に事う可し自己主張無言勤勉
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