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宋名臣言行録 / 前集巻三・馬知節

除樞宻副使當時契丹已盟大臣方言符瑞而公每不然之獨從容極言天下雖安不可忘戰去兵之意真宗多以公言為是

新字:除枢宻副使当時契丹已盟大臣方言符瑞而公毎不然之独従容極言天下雖安不可忘戦去兵之意真宗多以公言為是

書き下し

樞宻副使に除せらる。當時、契丹已に盟す。大臣方に符瑞を言う。而して公毎に之を然りとせず。獨り從容として極言す、天下安しと雖も、戰を忘れ兵を去るの意有る可からずと。真宗多く公の言を以て是と為す。

現代語訳

枢密副使に任じられた。当時、契丹とはすでに盟約が結ばれていた。大臣たちはちょうどめでたい兆しのことを言い立てていた。それでも公はいつもそれを認めなかった。ただ一人、落ち着いて言葉を尽くして述べた。「天下が安らかであっても、戦を忘れ兵を去るという考えを持ってはなりません」。真宗はおおむね公の言葉を正しいとした。

解説

講和が成り、めでたい兆しの話ばかりになっていた時期の条です。**公はいつもそれを認めず、一人だけ「天下が安らかでも、戦を忘れ兵を去る考えを持ってはならない」と言い続けました。**李沆が「辺境の患いがやめば君主に驕る心が生まれる」と言ったのと同じ場面を、武官の側から見た記録です。周りが揃って同じ方向を向いているときに、一人で逆を言い続けています。

この章句が説くこと

天下安しと雖も戦を忘れ兵を去るの意有る可からず大臣方に符瑞を言う而して公毎に之を然りとせず独り従容として極言す備え異論平時

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