孔子家語 / 七十二弟子解
顏由,顏回父,字季路。孔子始教學於闕里而受學,少孔子六歲。
新字:顏由,顏回父,字季路。孔子始教学於闕里而受学,少孔子六歲。
書き下し
顏由は、顏回の父、字は季路。孔子始めて闕里に教學するや學を受く、孔子より少きこと六歲。
現代語訳
顏由は顏回の父で、字は季路という。孔子が闕里で初めて教えを始めた当初から学問を受けた人物で、孔子より6歳年下であった。
解説
この一文は、顏由が孔子の最初期からの門人であったことを伝えています。孔子が故郷の闕里で教育活動を始めた最初期から学びに参じたということは、顏由が孔子門下の中でも最古参に近い弟子の一人であったことを意味します。孔子よりわずか6歳年下という記述からも、師弟でありながら年齢の近い、初期からの信頼関係で結ばれた間柄であったことがうかがえます。顏由の子である顏回は孔子が最も愛した高弟として知られ、父子二代にわたって孔子と深い縁を結んだことになります。短い記述ではありますが、孔子の教育活動の出発点に立ち会った人物として、七十二弟子の中でも重要な位置を占めています。現代においても、ある取り組みの最初期から関わり続けることの意義や、その後の世代へと受け継がれていく師弟の縁の重みを考えさせられる記述です。
この章句が説くこと
顏由顏回の父闕里初期門人師弟関係