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鬼谷子 / 本経陰符七術

神䘮則髣髴、髣髴則參㑹不一。養志之始、務在安己。己安、則志意實堅、志意實堅、則威勢不分、神明常固守、乃能分之。

新字:神喪則髣髴、髣髴則参会不一。養志之始、務在安己。己安、則志意実堅、志意実堅、則威勢不分、神明常固守、乃能分之。

書き下し

神䘮われば則ち髣髴たり。髣髴たれば則ち參㑹一ならず。志を養うの始めは、務めは己を安んずるに在り。己安んずれば、則ち志意實堅なり。志意實堅なれば、則ち威勢分かれず、神明常に固く守り、乃ち能く之を分かつ。

現代語訳

神を失えば、ぼんやりとする。ぼんやりとすれば、突き合わせて出会うことが一つに定まらない。志を養う始めは、自分を安んじることに務めるところにある。自分が安んじていれば、志と意は実って堅い。志と意が実って堅ければ、威勢は分かれず、神明は常に固く守り、そこではじめてそれを分けることができる。

解説

「志を養うの始めは、務めは己を安んずるに在り」。志を養う出発点は、自分を安んじること。目標を高く掲げることでも、自分を追い込むことでもない、と言い切ります。安んじている状態が先で、志の堅さはその結果として来る。順序が逆になっている人は多いはずです。志を立てて自分を追い込み、追い込むほど心が散り、志が薄れる。この段はその逆をいきます。そして安んじていれば威勢が分かれない、と。分かれないというのは、力が散らないということです。

この章句が説くこと

志を養うの始めは己を安んずるに在り志意実堅なれば威勢分かれず平常心自己管理集中

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