鬼谷子 / 揣篇
古之善用天下者、必量天下之權、而揣諸侯之情。量權不審、不知强弱輕重之稱、揣情不審、不知隱匿變化之動靜。
新字:古之善用天下者、必量天下之権、而揣諸侯之情。量権不審、不知强弱軽重之称、揣情不審、不知隠匿変化之動静。
書き下し
古の善く天下を用うる者は、必ず天下の權を量りて、諸侯の情を揣る。權を量ること審らかならざれば、强弱輕重の稱を知らず。情を揣ること審らかならざれば、隱匿變化の動靜を知らず。
現代語訳
昔、よく天下を用いた者は、必ず天下の力を量り、諸侯の実情を推し量った。力を量ることが詳らかでなければ、強弱と軽重のつり合いが分からない。実情を推し量ることが詳らかでなければ、隠されたものや変化の動きが分からない。
解説
揣とは推し量ること。この篇は二つを分けます。量権=目に見える力の測定と、揣情=目に見えない実情の推量。前者を怠れば力関係が読めず、後者を怠れば相手が何を隠しているかが読めない。実務でこの二つは混同されがちです。市場調査で規模やシェアを測っても、相手が何を恐れ何を隠しているかは出てきません。測るのと推し量るのは別の作業で、両方が要る。この篇はまず量権を、次に揣情を、順に説明していきます。
この章句が説くこと
権を量る情を揣る強弱軽重の称見極め情報洞察
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