管子 / 弟子職
襍篇十先生施教,弟子是則。温恭自虚所受是極。見善從之,聞義則服。温柔孝悌,毋驕恃力。志毋虚邪,行必正直。游居有常,必就有徳。顔色整齊,中心必式。夙興夜寐,衣帯必飾朝益暮習,小心翼翼。一此不解,是謂學則。
新字:襍篇十先生施教,弟子是則。温恭自虚所受是極。見善従之,聞義則服。温柔孝悌,毋驕恃力。志毋虚邪,行必正直。游居有常,必就有徳。顔色整斉,中心必式。夙興夜寐,衣帯必飾朝益暮習,小心翼翼。一此不解,是謂学則。
書き下し
襍篇十。先生教を施し、弟子是れ則る。温恭にして自ら虚しくし、受くる所は是れ極む。善を見ては之に從い、義を聞きては則ち服す。温柔孝悌にして、驕りて力を恃む毋かれ。志は虚邪なる毋く、行いは必ず正直なれ。游居に常有り、必ず有徳に就く。顔色整齊にして、中心必ず式る。夙に興き夜に寐ね、衣帯必ず飾る。朝に益し暮に習い、小心翼翼たり。此を一にして解らざる、是を學則と謂う。
現代語訳
〔雑篇の十〕先生が教えを施し、弟子はそれにならう。穏やかで恭しく、自分を空にして、受けたものを究める。善を見ればそれに従い、義を聞けばそれに服する。穏やかで孝と悌にあつく、驕って力を頼まない。志によこしまがなく、行いは必ずまっすぐである。出歩くのも住むのも常があり、必ず徳ある人のところへ行く。顔つきは整い、心の中は必ず筋にかなう。朝早く起きて夜に寝み、衣と帯は必ず整える。朝に増やし暮れに繰り返し、細かなところまで気を配る。これを一つにして怠らない。これを学びの則という。
解説
弟子職篇の書き出しで、四字ずつの句が並びます。自分を空にして受けたものを究める、と最初に置かれました。善を見れば従い、義を聞けば服する。出歩くのも住むのも常があり、必ず徳ある人のところへ行く。朝に増やし暮れに繰り返す。学ぶ姿勢を、暮らしの形として書いています。学ぶ姿勢を、心構えではなく暮らしの形として書いています。朝に増やし暮れに繰り返す、という一日の型が示されました。
この章句が説くこと
先生教を施し弟子是れ則る温恭にして自ら虚しくし受くる所は是れ極む游居に常有り必ず有徳に就く朝に益し暮に習い小心翼翼たり学び姿勢
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