管子 / 度地
故善為國者,必先除其五害,人乃終身無患害而孝慈焉。」桓公曰:「願聞五害之説。」管仲對曰:「水一害也,旱一害也,風霧雹霜一害也,厲一害也,蟲一害也,此謂五害。五害之屬,水最為大。五害已除,人乃可治。」
新字:故善為国者,必先除其五害,人乃終身無患害而孝慈焉。」桓公曰:「願聞五害之説。」管仲対曰:「水一害也,旱一害也,風霧雹霜一害也,厲一害也,虫一害也,此謂五害。五害之属,水最為大。五害已除,人乃可治。」
書き下し
故に善く國を為むる者は、必ず先ず其の五害を除く、人乃ち終身患害無くして孝慈なり」と。桓公曰く、「願わくは五害の説を聞かん」と。管仲對えて曰く、「水は一害なり、旱は一害なり、風霧雹霜は一害なり、厲は一害なり、蟲は一害なり、此れを五害と謂う。五害の屬、水最も大と為す。五害已に除かれて、人乃ち治む可し」と。
現代語訳
だからうまく国を治める者は、必ずまず五つの害を除く。そうすれば人は生涯わざわいがなく、孝と慈にあつくなる。桓公が言った。五つの害について聞きたい。管仲が答えた。水が一つの害、旱が一つの害、風と霧と雹と霜が一つの害、疫病が一つの害、虫が一つの害。これを五つの害という。五つの害のうち、水がいちばん大きい。五つの害が除かれて、そのうえで人は治められる。
解説
五つの害を挙げた短い段です。水、旱、風霧雹霜、疫病、虫。どれも人の悪意ではなく、自然の側から来るものでした。そのうえで、水がいちばん大きいと順位をつけます。害を除いてから人を治める、という順序が置かれています。
この章句が説くこと
善く国を為むる者は必ず先ず其の五害を除く水は一害なり旱は一害なり風霧雹霜は一害なり五害の属水最も大と為す五害已に除かれて人乃ち治む可し五害自然
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