管子 / 五行
睹庚子,金行御。天子出令,命祝宗選禽獸之禁,五榖之先熟者,而薦之祖廟與五祀。鬼神饗其氣焉,君子食其味焉。然則涼風至,白露下。天子出令,命左右司馬衍組甲厲兵,合什為伍,以脩於四境之内,諛然告民有事,所以待天地之殺斂也。然則晝炙陽,夕下露,地競環,五榖鄰熟,草木茂。實嵗農豐,年大茂。七十二日而畢。
新字:睹庚子,金行御。天子出令,命祝宗選禽獣之禁,五榖之先熟者,而薦之祖廟与五祀。鬼神饗其気焉,君子食其味焉。然則涼風至,白露下。天子出令,命左右司馬衍組甲厲兵,合什為伍,以脩於四境之内,諛然告民有事,所以待天地之殺斂也。然則昼炙陽,夕下露,地競環,五榖鄰熟,草木茂。実歳農豊,年大茂。七十二日而畢。
書き下し
庚子を睹れば、金行御す。天子令を出だし、祝宗に命じて禽獸の禁を選び、五榖の先に熟する者を、之を祖廟と五祀とに薦めしむ。鬼神は其の氣を饗け、君子は其の味を食す。然らば則ち涼風至り、白露下る。天子令を出だし、左右の司馬に命じて組甲を衍べ兵を厲ぎ、什を合わせて伍と為し、以て四境の内に脩め、諛然として民に事有るを告ぐるは、天地の殺斂を待つ所以なり。然らば則ち晝は陽に炙り、夕には露下り、地は競いて環り、五榖は鄰りて熟し、草木は茂る。實に嵗農豐かに、年大いに茂る。七十二日にして畢わる。
現代語訳
庚子を見れば、金の運行が政をとる。天子は令を出し、祝と宗に命じて鳥獣の禁を選ばせ、五穀のうち先に熟したものを祖先の廟と五つの祀りに供えさせる。鬼神はその気を受け、君子はその味を食べる。そうすれば涼しい風が来て、白露が降りる。天子は令を出し、左右の司馬に命じて甲を並べ兵器を研ぎ、十人を合わせて伍とし、四方の境の内で整えさせ、穏やかに民に事があると告げる。天地が殺し収める時に備えるためである。そうすれば昼は陽に照らされ、夕には露が降り、地は競うようにめぐり、五穀は次々に熟し、草木は茂る。まさに年の農は豊かで、実りは大いに茂る。七十二日で終わる。
解説
金の七十二日は、収穫と軍備が同じ表に並ぶ期間です。先に熟した穀物を祖廟に供え、鬼神は気を受け、君子は味を食べる。そのあとすぐ、甲を並べ兵器を研ぎ、伍を組ませる。理由は一行で、天地が殺し収める時に備えるため。収めることと武を、同じ季節の仕事として扱っています。
この章句が説くこと
庚子を睹れば金行御す五榖の先に熟する者を之を祖廟と五祀とに薦む鬼神は其の気を饗け君子は其の味を食す組甲を衍べ兵を厲ぎ以て天地の殺斂を待つ金行収穫
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