管子 / 小匡
桓公曰:「甲兵大足矣,吾欲從事於諸侯,可乎?」管仲對曰:「未可。治内者未具也,為外者未備也。」故使鮑叔牙為大諫,王子城父為將,子旗為理,戚為田,隰朋為行,曹宿孫處楚,商容處宋,季勞處魯,徐開封處衛,匽尚處燕,審友處晉。又游士八千人,奉之以車馬衣裘,多其資糧,財幣足之,使出周游於四方,以號召收求天下之賢士。飾玩好,使出周游於四方,鬻之諸侯,以觀其上下之所貴好。擇其沈亂者而先政之。
新字:桓公曰:「甲兵大足矣,吾欲従事於諸侯,可乎?」管仲対曰:「未可。治内者未具也,為外者未備也。」故使鮑叔牙為大諫,王子城父為将,子旗為理,戚為田,隰朋為行,曹宿孫処楚,商容処宋,季労処魯,徐開封処衛,匽尚処燕,審友処晋。又游士八千人,奉之以車馬衣裘,多其資糧,財幣足之,使出周游於四方,以号召収求天下之賢士。飾玩好,使出周游於四方,鬻之諸侯,以観其上下之所貴好。択其沈乱者而先政之。
書き下し
桓公曰く、「甲兵大いに足れり、吾諸侯に事を從えんと欲す、可なるか」と。管仲對えて曰く、「未だ可ならず。内を治むる者未だ具わらざるなり、外を為す者未だ備わらざるなり」と。故に鮑叔牙をして大諫為らしめ、王子城父を將と為し、子旗を理と為し、戚を田と為し、隰朋を行と為し、曹宿は楚に處り、商容は宋に處り、季勞は魯に處り、徐開封は衛に處り、匽尚は燕に處り、審友は晉に處る。又た游士八千人、之を奉ずるに車馬衣裘を以てし、其の資糧を多くし、財幣之を足し、出でて四方に周游せしめ、以て天下の賢士を號召し收求す。玩好を飾り、出でて四方に周游し、之を諸侯に鬻がしめ、以て其の上下の貴び好む所を觀る。其の沈亂なる者を擇びて先ず之を政む。
現代語訳
桓公が言った、武具は十分に足りた。私は諸侯に事をしかけたい。よいか。管仲が答えた、まだいけません。内を治める備えがまだそろわず、外に向ける備えもまだ整っていません。そこで鮑叔牙を大諫の役とし、王子城父を将軍、子旗を裁きの官、戚を田の官、隰朋を外交の官とし、曹宿は楚に、商容は宋に、季勞は魯に、徐開封は衛に、匽尚は燕に、審友は晋に置いた。さらに遊説の士八千人に、車馬と衣裘を与え、旅の糧を多くし、財と幣を足して、四方をめぐらせ、天下の賢士を呼び集め探させた。愛玩の品を飾って四方をめぐらせ、諸侯に売らせて、その国の上と下が何を貴び何を好むかを見た。そして沈み乱れている国を選んで、まずそこに手を打った。
解説
この章句が説くこと
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『省諐録』第49条去夏、墨虜、兵艦四隻を以て、其の国書を護送し、浦賀の澳に抵る。其の挙動詞気、殊に極めて悖慢にして、国体を辱むること細かならず。聞く者切歯せざるは莫し。時に某人浦賀に鎮し、屏気して屈を負ひ、遂に為す能はず。虜退きて後、自ら小刀を抽き、其の遺す所の虜主の画像を寸断して以て怒りを洩らす。昔宋の曹瑋、官を陝西に謫せられ、趙元昊の人と為りを聞き、乃ち善く画く者をして其の貌を図かしめ、之を観て其の英物にして必ず辺患と為るを知り、預め辺備を講じ、人才を蒐閲せんと欲す。後に果たして其の言の如し。然らば則ち其の肖影を観て、亦た以て其の能否を見て、吾が豫備に資すべし。某人知慮此に及ばず、毀ちて之を滅す。惜しむべきのみ。嗚乎、均しく夷人なり。均しく画像なり。或いは無くして之を求め、或いは有りて之を毀つ。其の知の深浅、謀の長短、一に何ぞ遠きや。
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孫子・用間篇先知は、鬼神に取るべからず、事に象るべからず、度に験すべからず、必ず人に取り、敵の情を知る者なり。
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『墨子』迎敵祠凡そ氣を望むに、大将の氣有り、小将の氣有り、往く氣有り、來たる氣有り、敗るる氣有り。能く此を得眀らかにする者は、成敗・吉凶を知る可し。巫・醫・卜を舉げて所有らしめ、長く藥を具え、之を宫にし、善く舍を為る。巫は必ず公社に近くし、必ず之を敬神す。巫卜、以て守に請い、守、獨り巫卜の望むの氣の請を智るのみ。
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『墨子』尚同下是の故に古の聖王の天下を治むるや、千里の外に賢人有り、其の鄉里の人、皆な未だ之を均しく聞き見ざるに、聖王、得て之を賞す。千里の外に暴人有り、其の鄉里、未だ之を均しく見ざるに、聖王、得て之を罰す。故に唯だ聖王を以て耳聡く目明らかなりと為す毋からんや。豈に能く一たび視て千里の外を通見せんや、一たび聴きて千里の外を通聞せんや。聖王は往きて視るにあらざるなり、就きて聴くにあらざるなり。然れども天下の冦亂盜賊を為す者をして、天下を周流するも足を重ぬる所無からしむるは、何ぞや。其の尚同を以て政を為すこと善ければなり。
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