管子 / 幼官
必得文威武,官習勝之務,時因勝之終,無方勝之幾,行義勝之理,名實勝之急,時分勝之事,察伐勝之行,備具勝之原,無象勝之本。定獨威勝,定計財勝,定聞知勝,定選士勝,定制禄勝,定方用勝,定綸理勝,定死生勝,定成敗勝,定依竒勝,定實虚勝,定盛衰勝。
新字:必得文威武,官習勝之務,時因勝之終,無方勝之幾,行義勝之理,名実勝之急,時分勝之事,察伐勝之行,備具勝之原,無象勝之本。定独威勝,定計財勝,定聞知勝,定選士勝,定制禄勝,定方用勝,定綸理勝,定死生勝,定成敗勝,定依奇勝,定実虚勝,定盛衰勝。
書き下し
必ず文を得て武を威す。官習は勝の務なり、時因は勝の終なり、無方は勝の幾なり、行義は勝の理なり、名實は勝の急なり、時分は勝の事なり、察伐は勝の行なり、備具は勝の原なり、無象は勝の本なり。獨威を定めて勝ち、計財を定めて勝ち、聞知を定めて勝ち、選士を定めて勝ち、制禄を定めて勝ち、方用を定めて勝ち、綸理を定めて勝ち、死生を定めて勝ち、成敗を定めて勝ち、依奇を定めて勝ち、實虚を定めて勝ち、盛衰を定めて勝つ。
現代語訳
必ず文を得て武で威す。役目の習熟は勝ちの務め、時に乗ることは勝ちの締めくくり、決まった形を持たないことは勝ちの機微、義を行うことは勝ちの理、名と実は勝ちの急所、時の割り振りは勝ちの仕事、見きわめて討つことは勝ちの実行、備えをそろえることは勝ちのみなもと、形にとらわれないことは勝ちの根本である。独りの威を定めて勝ち、財の計を定めて勝ち、聞き知ることを定めて勝ち、士の選び方を定めて勝ち、禄の定めを定めて勝ち、方策の用い方を定めて勝ち、筋道を定めて勝ち、生死を定めて勝ち、成敗を定めて勝ち、正と奇の使い分けを定めて勝ち、実と虚を定めて勝ち、盛衰を定めて勝つ。
解説
勝ちを九つの側面に分け、そのあと十二の「定めて勝つ」を並べた段です。務め・締めくくり・機微・理・急所と、同じ勝ちでも役割が違うと言います。後半はすべて定めるという言葉から始まりました。定めることが勝ちにつながる、という一点で押し切る書き方です。何を定めるかの一覧は、財・情報・人選・禄・方策・筋道と、戦の前に決まるものばかりでした。
この章句が説くこと
官習は勝の務なり時因は勝の終なり備具は勝の原なり無象は勝の本なり独威を定めて勝ち計財を定めて勝ち聞知を定めて勝つ実虚を定めて勝ち盛衰を定めて勝つ勝ち備え
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